2017年4月20日木曜日

サラサスタディ 質より量の勉強

どんな勉強でも、できるだけ回り道をしないように、適切な指導を受けるべきだと思っています。
そして、指導を受けたらそれを定着させるために、自分でトレーニングをしなければなりません。

講義は、物事に対する見方や考え方について、ヒントやコツを教えるだけです。
それを知識として定着させ、実力として自分のものにするためには、大量のトレーニングが必要です。

良い講師の研修を受講して、わかったつもりになっている人がとても多いです。
「俺は、あの有名な講師の講義を何回受講した」と自慢している人すらいます。
講義を聞くだけで知ったかぶりはできると思いますが、実力は付きません。

このブログで何回か書きましたが、私が新人の頃、毎日毎日公園で測量のトレーニングをしていた時期があります。
普通の新人が受託する測量の業務を考えてみてください。最初の一年で何日測量するでしょうか。それに比べて私は、毎日課題を持って練習しているのですから、はるかに差が付きます。当時はその量が自信になりました。
もちろん、生活もありますので、その分夜中までアルバイトをしていましたが。

私の後輩で有料の測量の研修を受けて、それだけで満足して、その後トレーニングを怠っているので、いまだに測量に自信が無い人がいます。残念です。

勉強はどうしても量が必要な時期があります。愚直なくらいひたすら練習すべき場面があります。

私が高校生の頃は、英単語や物理計算や化学式などは、わら半紙の裏紙にボールペンでひたすら書き殴って身に付けたものです。(わら半紙って時代がわかるなぁ。今は上質紙の方が安いからねぇ)

「今日は、わら半紙を何枚、ボールペンのインクは何ミリ消費した」と毎日確認をしていました。この「勉強の見える化」が、自分の自信になるものです。

勉強の開始時と終了時に、ボールペンの透明なリフィルにカッターで刻みを付けて、そこに鉛筆の芯を擦りつけて目盛りにし「今日は何ミリ勉強した」とやっていました。

資格受験生の頃、不動産登記法の書式のトレーニングも、刻みリフィルのボールペンでやっていました。


さて、最近文具店で、「サラサスタディ」というボールペンを発見しました。


実は、このボールペンを見て、高校時代の自主トレを思い出したのです。
最近ビンテージ色が気に入っているサラサクリップですが、この「サラサスタディ」もこのシリーズの製品です。

このペンは、インクリフィルに最初から目盛りが付いている製品で、まさにどれだけ減ったかが見える工夫がなされています。


ペン軸の中のインクリフィルに何かメモリが見えますね。
開けてみましょう。


見えますか。
100%からはじまるパーセント目盛りが印刷されています。

インクリフィルに目盛りを入れるのは、私だけだと思っていたのに、そんな人、他にも結構いたのかな。それともゼブラで開発したのは私の同級生かな。

私の当時使っていた油性ボールペンと違い、このペンはサラサシリーズですから、そのインクは滑らかなジェルインクです。
量のトレーニングするには、筆記にストレスのないジェルインクが理にかなっています。

何らかの勉強をする人は、まず一本買ってみましょう。
そして10日で使い切ってみましょう。
まずはそこからです。