2016年5月22日日曜日

質問すること 答えること

先日、土地家屋調査士の新人から業務上の質問を受けました。

業務上の質問に対して、答えだけで良いのであれば、10分で終わります。
でも、その方が「何故これがわからないのか」の背景を考えると、きっと「他のこともわからないだろうな」ということが、容易に推測できました。

だから、聞かれていない基本的な考え方まで教えました。
結局、3時間半の時間がかかりました。

私は、時間の都合がつく限り、教えることについては構わないのです。
今回も、自分から質問されないことまで答えたのですから。

同じ業界人はライバルかもしれません。
でも、敵ではありません。
切磋琢磨する仲間と考えています。
業界全体の資質が上がらなければ、自分もないと考えています。

質問が有るのなら、しっかり聞きましょう。

わかっているなら教えましょう。
それもしっかり教えましょう。

中途半端に質問することは、もったいないです。
「もう少し聞きたいけれど、相手に迷惑かと思って・・・」
本当にそう思うのなら、最初から質問しない方が良い。
中途半端でも相手の時間は使っているのですから。

相手の時間を使っているという自覚は必要です。
だから、質問者が10分で終わると思っていても、アポイントは必要です。
そして、相手が質問に答えてくれると言うのなら、ちゃんと聞くべきです。
中途半端に理解して、もやもやするなら、もっと相手に失礼になると思います。

なお、 私は、同じことを何度質問されても怒りません。
 「同じことを何度も質問したくなるのは、そのときに教え方が下手だったと思うから」です。