2016年5月26日木曜日

ポータブル修正テープ エーワン

最近の私のメイン手帳は、いわゆるシステム手帳に戻っています。

私の必要とする情報のほとんどはEvernoteを中心とするcloudにありますが、やはり紙の手帳が不要になることはありません。
また、システム手帳の「ページを外すことができる」という機能が、scanするのに好都合なのです。
そして、私のscanしたデータは、当然にEvernoteに登録されます。
このcloudのデータと手帳のデータの役割分担については、長くなるので後日別に書きます。

さて、紙の手帳を使うとすると、手帳にはどんな筆記具で書くのか、また訂正したいときに何で消すのかが問題です。(問題と書いているけれど、こんな問題が大好きなんですが)

消すことが前提となれば、このブログで長年応援してきたパイロットのフリクション・ボールペンのシリーズが最適解のはずです。
私も、当然に手帳への書き込みはフリクション・ボールペンでした。

フリクション・ボールペンについて、私がかなり気に入っていることは、発売されているほぼ全種類買ってきて、その都度当ブログで紹介していることでもお分かりと思います。

しかし、手帳用のペンは最近 HI-TEC-C の COLETOを使っています。

フリクションが嫌いになったのではありません。
フリクションのインクは他のボールペンのインクに比べて、少しうすいのです。



上の写真ではわかりにくいでしょうが、

「A氏と打合せ」は、フリクション・スリムの0.38mm
「B氏と打合せ」は、ジェットストリームの0.5mm
「C氏と打合せ」は、HI-TEC-Cの0.4mm

ジェットストリームは油性インクです。頑張っています。
でも、HI-TEC-Cはゲルインクですから、筆跡が更にクッキリなんです。

フリクションは、他のインクに比べてやはりインクがうすいです。
このインクの色も、当初からみればかなり改善されてきていることも承知していますし、もちろん、それを補ってあまりあるほどの消えるという機能が賞賛されるべきですが。

だけど、手帳は誰に見せるわけでもないので、消し跡よりも、むしろインク色がクッキリしていた方が私の好みと思えてきました。
そして前述したように、手帳をscanして保存するためにもクッキリした筆跡が必要なのです。

だから最近は、HI-TEC-Cの0.4mmの多色ペンであるCOLETOが、手帳筆記具のメインになりました。

多機能ペンとジム・フェルプス



そうなると修正したいときには何で修正するかです。

先日紹介した小さな修正テープは、ペンケースに入れて普段持ち歩いています。

→ ミニサイズ修正テープ4.2m ミドリ


修正跡は性質上フリクションには敵いません。


「A氏と打合せ」をフリクションで消しました。跡形もなくきれいに消えます。
上からの書き込みも問題ありません。


「B氏と打合せ」を修正テープで消しました。
写真では見づらいかもしれません。
透明のテープにのった白い顔料を転写して文字を隠すのですから当然に盛り上がります。
ちなみに、この白い顔料には樹脂と活性剤が混合されています。
この修正テープを使うにはコツがあり、慣れないと転写する際に一回で紙にのらないことがあり、何度か往復してしまい、結局消し跡が汚くなることがあります。
また、顔料の上に文字を書く際には、ペン先で顔料が削れて、きれいにできないことが多いです。
ですから、修正テープは基本的に消すだけの用途が向いているようです。

そこで、手帳に限って最近採用しているのが、以下の「ポータブル修正テープ」(エーワン)です。



これは紙のテープそのものです。インクを転写しません。
小さな「強粘着ふせん」のようなイメージです。




「C氏と打合せ」を修正テープで消しました。
クリーム色の紙との色合わせの問題がありますが、消した直後に上から書き込むことができるメリットがとても大きいです。
手帳などの自分用のメモなら、色合わせについては問題ないと思っています。




ちなみに、この商品はシートそのものに剥離できる糊がついているので、シートごと手帳に貼り付けて持ち歩くことができます。

お分かりと思いますが、今回は最終的にscanするシステム手帳に何で書いているかの紹介であり、フリクションも修正テープも別の用途では最高に良い道具であることは間違いありません。
だから、私は全部使い分けています。