2015年11月26日木曜日

土地家屋調査士試験受験者にお尋ねします

土地家屋調査士試験受験者にお尋ねします。
「資格試験合格したら、すぐに何をしますか?」

パーティを開く?
いやいやそんな事じゃなくて(笑)


土地家屋調査士資格試験について様々な勉強方法があるでしょうが、私の考えを少し書いてみます。
私は3月に卒業後、6月に日商簿記3級、10月に行政書士、翌年5月に測量士補、8月に土地家屋調査士に合格しました。土地家屋調査士の試験勉強時間は実質半年です。
すみません、ちょっと自慢しちゃいました。ごめんなさい。
ただ、これらの事実によって、これから書くことに説得力を持たせたかったからです。

もちろん当時合格直後の私は、不動産登記法を初めとする法律について深い理解なんて出来ていません。もちろん測量機器も見たことがありませんでした。
でも試験は勝負です。勝てば良いのです。
勝たなければ何も発言できません。
どちらにしても合格して開業してからは猛勉強しなければならないのですから。

勝つためにどうすれば良いか徹底的に考えれば、ジャイアントキリングの方法もゼロではありません。逆を言えば、ここを真剣に考えずに、他人の書いた予想問題集を読んでいるうちは無理かも知れません。

スポーツの世界でも実力が有ってもなかなか勝てない人がいます。
逆に「なんであいつが勝っちゃったんだ?」と思われる人もいます。
はい、私は後者です。

野村監督の「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という名言があります。(ちなみにこの言葉は野村監督の創作ではありません。松浦静山の剣談の言葉ですね)
私は「不思議の勝ち」そう思われていたかも知れません。

それでも私自身にとっては不思議ではなかったのです。
まあ受験当日は、自分で合格確率は60%と思っていましたが、合格したとしても自分では不思議ではありませんでした。

物事の勝負には、すべて勝ち方があるのです。
ちなみに私の人生に「記念受験」などと言う時間浪費は絶対にありません。
ピッチに出たら、必ず勝たなければなりません。
勝つ方法を必死で考え、実行するだけです。

そんなこんなで受験生に勉強方法の相談を受けることがあります。
その方法の詳細は、さすがにこの狭いスペースと一般論しか書くことができない性格のここでは無理ですが、出し惜しみするつもりもありません。
時間のあるときは個人的相談も受けていますし、何らかの機会に説明させていただきます。

さて、受験生に相談された時に、いつも確認することがあります。

「あなたは、合格したらどうしますか?

たとえば12月に合格発表があったら、どういう行動をとりますか?

個人事務所開業ですか?修行するところを捜しますか?

それは何故ですか?

現在の職場はいつ辞めますか?

家族とは話し合っていますか?

それであなたの人生や生活にどのような未来が待っているのですか?」

こんな感じのことを伺います。

「えっ?」と驚く人がいます。
まったくイメージできていないようです。

「できたら合格したいなぁ」

その程度の気持ちでは、合格は無理です。
専門資格の受験は趣味の講座ではありません。

漠然としていると「どうしても合格しなければならない」という切迫感が無くなるのです。逆に合格者は誰しも何らかの切迫感があります。

まずは合格後の自分をイメージしましょう。
「合格したらこの生活から抜け出せるのだ」
というイメージを持ちましょう。
その具体的イメージを持つだけでも合格はかなり近くなります。

開業がどんなものか不安な人は、急いで合格しなければならないというモチベーションが低くなりますね。

若干趣旨は違いますが、イメージをつかむために、
「土地家屋調査士事務所開業ガイダンスin大阪」にご参加戴いても結構ですよ。

ちなみに東北で開催のガイダンスは、受験者の方はご遠慮願っています。

また、申し込みを戴くときは、ご自分の名前だけでなく、都道府県、合格者なのか、受験者なのか、開業後の方なのか、何をお聞きになりたいのか、などのメッセージをお願いします。
すでにお申し込みの方でもお名前だけの方もいらっしゃいます。
それでは何を準備して良いか分かりません。少しでもお役に立ちたいからです。
当然秘密は守りますので。