2014年4月24日木曜日

土地家屋調査士政冶連盟定時大会にて

本日宮城県土地家屋調査士会館にて、宮城県土地家屋調査士平成26年度第14回定時大会が開催されました。

私も、今年も来賓としてお招き戴き、ご挨拶をさせて戴く機会を得ました。
政治について、東北復興について、考えを少しお話しさせて戴きました。
要点を書かせて戴きます。

政治連盟亀山会長の挨拶

何故政治連盟が必要なのでしょうか。

会員の皆さんは誤解されているようです。
政治連盟は自分たちへの利益誘導だけ訴える組織のようなイメージだったのかも知れません。
どこかの政党にだけ肩入れする組織と思っているのでしょうか。
それは違います。8億円をお貸しするほどのお金が有れば別かも知れませんが、私達の組織で利権の話しができるようなことはありません。
私達の組織は、与野党係わらず聞く耳を持っている国会議員の先生方に、専門家としての知識をお伝えすべき立場なのです。


さて、あの東日本大震災により、東北は大きな被害を受けました。ただ今、全国のご支援を受けながら、復興の途中であります。被災地に生きる我々にとって、この復興が最優先課題であることは、論を待ちません。

しかし、一度絆のもとに一致団結した美しい日本の国民が、3年経て喉元を過ぎてしまい、被災地東北の住民でさえも、再び自分の目先の生きていくことだけに集中し、本来あるべき姿をまた見失いはじめているような感があります。

被災を経験した土地家屋調査士として原点に立ち戻り、被災地のためにも、また今後起き得る他の地域の減災のためにも、日本の不動産登記は、地籍制度はどうあるべきか、日本の未来を語りたいものだと常々思っています。

そんな想いを実際に議論の場にいる国会議員の先生方にお伝えする機会を作らなければなりません。
国会で決まったことに居酒屋で文句を言っていたり、復興が進まないことを評論家のように他人事で批評していても、世の中は何も変わりません。
文句を言うもっと前から、自分たちで動かなければなりません。
しっかりと議員を選び、しっかりと国会の議論を注視し、国民の視点に立って議論して戴くためにしっかりとお手伝いすることが大切です。

そして、議員の先生方に、正確な理解の元に活発にお仕事をしていただければ、日本の地籍の制度に起因する震災復興の隘路は減少していくことでしょう。

そうしていくことが、私たちも資格を与えていただいている国民の皆様の為の社会貢献になると信じております。