2013年1月31日木曜日

注射器はお好き?

子どもの頃は予防接種の日は学校に行きたくなかった思い出があります。

校医さんが来て、次々に注射するのですが、自分の番を待つ間が、とてもとても長い時間でした。
列の前後の子と「昨年のこの注射はどれだけ痛かったか」の体験を反芻し、「先日の日本脳炎の注射とどちらが痛いのか」を議論し、注射を終えた友達に「どれだけ痛かったか」を尋ねたりしていました。
どれだけ痛かったかを説明するために、「このくらいかな」ってお互いの腕をつねってみたりして、意味の無い更なる痛みをお互いに被るのでした。

その後進学して大学では理学部生物学科だったので、注射器も使ったりしていました。

大人になると世間体もあり、さすがに「注射が嫌だ」とも言えません。
特に白衣の看護師さんの前では「あっ、今打ったの?気が付かなかったなぁ」的な雰囲気を漂わせます。

そんなこんなで、注射器に関しては、様々な人生体験も含めて、いろいろ恨みも感謝もあるのですが、昔からお医者さんゴッコも含めて、注射器には興味がありました。

そんな私が見つけたものがこれ!


注射器です。
いや、注射器型ボールペンです。

シリンダーには目盛りもついていて、ピストンをノックすることで、注射針ではなくボールペンの芯が出ます。


私の文具嗜好は、こういうものにも反応します。
というより結構好きです。


実際にインクの出も良いので気に入っています。
全部黒インクリフィルですが、使い切ったら次のリフィルは、薬品の色に合わせたインクを捜そうと思っています。

ペンケースも金属製の「いかにも・・」というものを捜しています。
見つかったら、その底にガーゼを敷いてその上に並べて持ち歩こうと思っています。

このペン、何かサインをするときに出すと、大抵うけます。
コツは「これねえ・・」とモノ言いたげに出さずに、さりげなく出して、サインしたらすぐにしまうことが大事です。
「えっ、今・・・?」という反応をもらうのが、正しい文具道だと思います。

ただし、業務上お客様の前で出すと、長年積み上げてきた何かが崩れるかも知れないのでお勧めしません。