2012年7月11日水曜日

調査士会の代表とはトップのことではない

新人は自分が役員をすることを遠慮します。
「俺、そんなに偉くありませんから。」
謙遜のつもりでしょうか。

会長をはじめとする役員は、別に偉いのではありません。
土地家屋調査士の皆さんの考えや意見を集約して、土地家屋調査士のために動いているだけです。
土地家屋調査士会の会長は、その時代の調査士を代表していなければなりません。
もし本当に特別偉い人(そんな人がいるのなら)が会長をやっていたら、一般会員の気持ちは分からないでしょうね。

平成24年の第一線で、平成24年の各種手続きを自ら手がけて、現役の調査士として痛みや不安や希望を肌で感じていなければ、その人は土地家屋調査士のために実感を持って意見を語ることができるでしょうか。
そんな人たちに自分の未来を託しても良いのですか。その人は何も困っていないのですよ。

新人の皆さんは先輩より若い分、長くこの制度の中で生きて行かなければなりません。
皆さんには、土地家屋調査士の未来を語る権利だけでなく義務もあるのです。

自分達の未来は自分たちで創りましょう。
良いんです。遠慮しないでください。土地家屋調査士の大半が今困っているなら、困っている人の代表と考えて、困っているあなたが役員をやれば良いのです。

会長は土地家屋調査士の代表ですが、土地家屋調査士のトップではありません。
もし自分を土地家屋調査士のトップと言う会長がいたなら、全力で辞めて戴かなければなりません。