2014年5月12日月曜日

「動け」とは身体のことだけではないのです

私は、長い間土地家屋調査士の後輩向けに研修会の講師をしています。

その中で私は後輩たちにいつも「講義内容を理解して納得したら動きましょう」と言ってきました。
以前も書きましたが、講義を聞くことが目的になってはならないのです。
講義は次への切っ掛けでしかありません。講義を大人しく聞いて評価されるのは小学校低学年までです。聞いて動かないと意味が無いのです。

でもね、今身体の調子が万全でないMさん、焦らなくても良いですよ。
「動きましょう」と言うことは、常に「身体を動かすことのみ」を言っているのではありません。「頭を動かしていること」も「動く」です。
精神が集中できないときに、「明日のために積極的に休むと決めた」のなら、それも「動く」です。もちろん「だらだらする」とか「今日は結果的に何もしなかった」は含みません。

病気の人だけが動けないのではありません。
健康な人でも何らかの理由で動けない時期はあるものです。立場であったり、家族環境であったり、様々な事情を皆持っています。
だから動くことができないのは、Mさんだけではありません。

私達には定年はありません。
身体の調子を意識しながらも長いスパンで考えれば良いのです。身体が動かない時は頭を動かしましょう。

動くことができる日が来たときに無駄な動きをしなくて済むように、今からしっかりと考えておきましょう。

高くジャンプをするためには、目をギラギラさせながらしっかりと縮む時が必要ですから。