先週2月10日に東日本大震災における被災三県の打合せ会議が開催されました。
これは日調連の震災復興担当の役員と岩手・福島・宮城の3会の役員が出席し、各会の実情と復興業務の詳細を互いに確認し、具体的な問題点を挙げて検討する会議です。前回は9月11日に開催されました。
官による今後の震災復興業務については、実際の復興の進捗と行政上の都合もあるのでしょうから、地元の私達だけでは先が読めないことも多いのです。
皆で事前準備をすることも難しいので、情報収集や打合せをしたいのですが、国との打合せは日調連しかできません。
ですから、実際に業務に従事する被災地の会員のスムースな協力が得られやすいように、日調連には継続協議と情報提供をお願い致しました。
また被災地における民間業務は、数年先の業務が前倒しになっているだけのものです。本来経年によって一定数毎に建て替えられるべき建物が、東日本大震災によって一気に破壊されてしまいました。だから今登記が集中しているのです。また、これらは数年後には無くなってしまう業務でもあります。
ですから安易な設備投資や無計画な事務所スタッフの増員もできない中で、各々工夫しなければなりません。
そのためにも情報交換と打合せがとても重要になります。
東日本大震災後、震災関連の様々な資料を各会が各々集めていましたが、それらをまとめる被災三会の編集打合せの時間が取れずにおりました。
立派な記録集を出すために時間がかかるなら、各々できるところから発刊しようかという提案も出ました。
とにかく被災地が応援してくれた全国の皆さんに対する一番のお礼は、これらの記録集の提供だと思っていますので、どの方法でも近いうちに必ずまとめたいと思っています。
宮城会会員の皆さんは、心身共に疲れが溜まっている頃と思いますが、今後ともご協力をお願い致します。