2013年9月18日水曜日

東日本大震災から2年半経った荒浜地区の今

9月11日で東日本大震災から2年半経ちました。
東京電力の福島原発の汚染水漏れ等々、この震災は終わった災害ではなく、現在進行形であることを再認識しなければならないはずです。
処理の仕方では震災は収束するのではなく、まだ拡散することさえ有るのです。
政治家は経済への影響等様々なバランスの中で判断するのでしょうが、金を握ったまま死んだら何にもならないということも、再認識して欲しいと思います。

さて、その原発地域以外の被災地についての報道は、かなり減りました。これだけ減っていれば、全国の皆さんはまさか政令指定都市の仙台市内が復興していないはずがないと思うでしょうね。

確かに仙台の中心部は他所から来た人が見れば、震災など何も無かったと思うでしょう。
さすがに2年半経てば中心部の経済活動は動き出しています。
しかし仙台市内でさえも、何も変わっていない地区はたくさんあります。

9月12日に金沢から来た友人と仙台市内の被災地を廻りました。
以下はその際の仙台市若林区「荒浜地区」の画像です。


荒浜小学校の遠景です。
東日本大震災被災後は、東宮城野小学校の一部を借りて授業をしています。
今は広い荒れ地に見えますが、震災までは小学校の周辺は住宅地でした。
瓦礫はもうありませんが、他の建造物も何もありません。


EGAOせんだい」と「IRODORI(彩)せんだい」のプロジェクトです。


 震災前の荒浜地区の残っている写真を地元の人の協力で集めて掲載しています。
これだけの生活があったことを改めて考えされられました。 


荒浜地区の残った防風林です。
向こうに見えるのは「東日本大震災の慰霊の碑と観音像」です。
この地区の東日本大震災における犠牲者190人の名前が刻んであります。
半年前の3月11日に三回忌の法要と観音像の開眼式を行いました。


荒浜地区のセブンイレブンです。仮設店舗です。
友人とアイスコーヒーを買いました。

仙台中心部から車で30分程。
他所から仙台に来ることがあれば、行ってみてください。