2010年7月29日木曜日

★私の本の読み方(その3) 速読法編

世に速読法の本があります。
人の何倍も早く読めれば、短時間に多くの知識が得られ、受験にも役立つ・・。
良い事だらけですね。でも私は大変疑問です。

大抵の速読の考え方は、書籍を画像として捉え、画像をフラッシュのように脳に記憶させ、あとからOCRのように脳が文字をフラッシュバックさせていくような考え方です。
左脳だけでなく右脳もしっかり使う訓練が必要です。
少しやってみましたが、違和感が残りました。というより、私には無理です。

「しっかりトレーニングしてから意見を言え。」と怒られそうですが、敢えて言いますと、このような一般的な速読法は、おそらくその対象の書籍を選びます。
少なくとも、広告のように受験に向くとは思えません。

同じく私が読みたい分野の本には向かないようです。
私が本を読むときは、何かを考えながら読み、何かを得たい為に読むので、ちょっと違う気がします。

速読法が短時間で書いてある思想を短時間で頭に入れるという目的であれば、私の速読法は、前回書いたように、同じジャンルの本を続けて読むことです。これは確実にスピードアップが図れます。

そのジャンルの知識があると、斜め読みしても何が言いたいかが想像できます。よほど変わった提案でない限り、良く知ったジャンルなら、前書と目次を見て、目次で気になった箇所をパラパラと開いて行くと、立ち読み程度で書籍を全部理解できる事があります。

こういったことは、皆さんも経験が有るでしょう。ですから初めてのジャンルについても、このような状態を作れば良いのです。つまり続けて同じジャンルを読むのです。そうすると、一冊進む毎に、読むスピードが加速する事が実感できます。

本屋で手に入る同じ分野の本を数冊買って来て、一気に読む事は様々なメリットが有ります。一度お試しください。