2010年1月12日火曜日

最後はいつだったんだろう、人目をはばからず泣いたのは。

最後はいつだったんだろう。
人目をはばからず泣いたのは。

昨日は高校サッカー決勝戦でした。
舞台は、先日天皇杯で我がベガルタ仙台がガンバ大阪に敗れたあの国立競技場でした。
インターハイを征した青森山田に対して初出場の山梨学院大附属という組合せの決勝戦で、なかなかの好試合を見せてくれました。

高校サッカーは毎年見ていますが、本当に良い試合が多く、いつも感動させられます。
トーナメント戦なので、選手にとって「負ければ、そこで自分のサッカー人生が終わる。」ということが懸かっている試合であり、どうしても緊迫感・悲壮感が漂っているからでしょう。

その緊迫感の中で、何度もシュートしながらも点数が入りにくいサッカー競技そのものの難しさがあり、なおかつ同点ならばPK戦で決着を付けるという特有の展開も待っているのです。
「なぜそこで得点が入るんだ」というサッカーの神が舞い降りたとしか考えられない結末を迎える試合等々、毎年毎年見逃せないところです。

試合が終わったあとは、勝ったチームも負けたチームも泣いている選手が多かったですね。
それを見て、最近涙腺の弱いオジさんは一緒に涙ぐむわけですが。

あの人目をはばからないで泣けるのは良いですね。
負けて悔いが無いわけがないですが、でも人生賭けて、そしてやり尽くしたからなんでしょうね。

私は、最後に人目をはばからずに泣いたのはいつだったでしょうか。

大人になって、結果に保険をかけながら動いているから、泣かなくなったのかも知れません。
それなりの努力でそれなりの結果を得ることが予測できるようになってから、泣けなくなっているのでしょうね。
緊迫感と悲壮感を持って、人生賭けて本気でチャレンジ、本気で戦うことを、いつの間にか忘れているのかも知れません。

我々土地家屋調査士が、一丸となって新しい未来にチャレンジして、新たなステージに辿り着いたときに、皆で人目をはばからず泣けるような働きができたら、どんなに素晴らしいだろうって、青春もののテレビドラマで育った年代のオジさんとしては考えたりしました。