2016年12月1日木曜日

補助者の辞め方

土地家屋調査士をめざして補助者をやっている方から相談が来ました。
今修行している事務所を辞めたいそうです。

辞めたい理由はいろいろあるようです。
その理由を聴いた範囲では「ちょっと違うな」と思う内容でもありましたので、本人には説明しましたが、本日はそこには触れません。
今回は、その理由が私にも共感できるものである前提でお話しします。

一番重要なことは、補助者は自分の地元の土地家屋調査士事務所に勤めていることが多いですね。
もし自分が土地家屋調査士になるとすれば、地元で開業するのでしょう。
そのときは、今お世話になっている事務所の先生は同業者としてお付き合いする方であることを理解しているでしょうか。

このブログでいつも書いているように、業務によっては土地家屋調査士同士の連携が必要なことも有るのです。
地元にいる限り、その先生とまったく付き合わないではいられないと思います。

だから、どうしても辞めたいのなら、自分が修行させてもらっていた事務所から、きれいに辞めることに気を配ってください。
いわゆる円満退社です。

あなたがどう思おうと、修行させて戴いたことは間違いないのです。
あなたは、辞めたいと思うほど一人前になったのでしょう。
感謝を込めて、辞める相談をしましょう。

また、これから補助者になろうと考えている方にアドバイスです。
いずれ独立する前提で補助者になりたいのなら、最初から期限を決めて雇ってもらったらいかがでしょうか。
たとえば「2年間お願いします」というようにすれば良いでしょう。
期限が来て辞めるなら、まったく角は立たないでしょう。
お互いに良かったら、更新すれば良いことですし。