2016年6月20日月曜日

「土地家屋調査士事務所開業ガイダンスin福岡」の事前質問について

熊本支援の帰り道に少し空き時間があるので、
土地家屋調査士事務所開業ガイダンスin福岡」を企画しました。

このガイダンスですが、今回は告知時間が短いので参加者が少ないのかと思っていましたが、ブログ発表後10日間で思ったよりも参加希望者が集まってきました。

その中には、現役の土地家屋調査士さんが、自分の事務所の将来と経営を見直したいという目的で参加されるケースも多いようです。
タイトルは「土地家屋調査士事務所開業ガイダンス」ですが、もちろん既に開業なさった現役土地家屋調査士の皆さんも大歓迎です。
ただし、参加希望する場合は、私と面識があるにしても事前メールはくださいね。

さて、そのメールの中に、何を聞きたいのか、どんなことを説明すれば嬉しいのか、何をテーマに参加するのかなどを書いてもらっています。
当日に、限られた時間内で、できるだけお役に立ちたいので、事前に整理しておきたいからです。


今回いただいた参加希望のメールの中に、以下の様なご連絡がありました。

すいません、まだ質問するほど右も左も分かってません。

それに対して返信したのが以下のメールです。
私は、こんなふうに考えています。

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はじめまして。
ガイダンス参加のご連絡ありがとうございます。
ご参加大歓迎です。
当日お待ちしています。

「質問するほど右も左も分かってません」

この言葉は、Aさんの謙虚さから来る言葉だと思います。
この謙虚な言葉は、サラリーマンの頃は美徳とされた言葉かも知れません。(そんな会社ばかりではないと思いますが)

でも、私達独立した個人事務所の世界は、すべてを自分でつかまなければならない世界です。これはたとえ二代目であっても同じことです。

謙虚さだけでは、手にすることができないものもあります。

お休みの中、わざわざ今回のガイダンスに参加されようとしている限り、何らかの疑問があるでしょう。疑問としての明確な形になっていなくても、モヤモヤとした不安でもあるはずです。

来週お目にかかれる日まで、もう一度考えてきてください。

Aさんが何故このガイダンスに参加するのか。
何を得たいのか。
鈴木が何を答えたら、参加したことに満足するのか。

皆さんの為になろうと思ってガイダンスを企画した私でも、具体的に要求されなければ何もお渡しする事もできないのです。
まして、土地家屋調査士として業務を始めたら、誰もAさんのために「何をしたら喜んでくれるだろう」となんて考えてくれません。

実は、ここが土地家屋調査士として成功するかどうかの分かれ目でもあります。

お目にかかれることを楽しみにしております。