2015年1月13日火曜日

1月30日は研修会です

私が会長になって以来、宮城会では研修案内に、研修のタイトルだけではなく、その研修で具体的にどんな内容が話されるのかをずっと書いてきました。

実際、次回は「民法の研修会」とか「測量の研修会」とだけ聞いたら、受講する気になるでしょうか。
皆民法は知っていると思うでしょうし、測量なら毎日やっていると思うでしょうから。

民法なら「民法の中でも私達の業務に関連するこのような論点に言及します」と例示すれば、研修会の目的が明確になるし、受講するにも事前の準備ができるようになります。
たとえば宮城会では過去にも以下のような予告をしてきましたね。

http://fermatadiary.blogspot.jp/2013/01/blog-post_6825.html

今後も研修会を主催する方々には是非この点にご留意なさって欲しいと思っています。


また研修会に何を企画するかは、その土地家屋調査士会がどのような世界観を持っているかがとても重要です。
今の土地家屋調査士には何が不足していて、今後の世界はこのようになるからこれからの土地家屋調査士には何が不足しそうかを、常に意識しなければなりません。
それらの不足を補うのが研修会ですから。

ですから研修会で何を企画して良いか分からない役員は、おそらく土地家屋調査士を理解していない方でしょう。



なお研修会は、それらの論点を学ぶ切っ掛けに過ぎません。
すべてを最初から最後まで学ぶには、どのテーマでも連続講義を企画しなければなりません。
それは、なかなかできない事ですから、土地家屋調査士の世界観を伝え、会員はどこから歩み出せば良いかを伝えるものが研修と心がけてきました。


また研修は個人でできるから、組織で企画しなくても良いと嘯く人がいます。
おそらく一生建物登記などで生きていけると勘違いしている人です。
これだけ社会が「空き家問題」などと言っているのに、何を考えているのでしょう。

確かに自分で勉強できる分野も、たくさんあるでしょう。
しかし個人で勉強するには時間も費用もかかります。
また組織でないとお招きできない講師もいます。
そんなことを考えながら宮城会も研修を企画してきました。


さて1月30日は宮城会の研修会です。
今回もなかなか個人では触れにくい研修会を企画しました。
最新の測量機器やGISに触れる機会を創ろうと考えました。

最新測量機器も興味があるけど、販売店に問合せすると営業対応が面倒になるからとか、
今更GISって何?って聞きにくいとか、
有るでしょ。

以下のように気楽に聞くことができる研修会を企画をしてみましたので、会員の皆さんご参加ください。