2015年1月24日土曜日

独立するということは結果について誰のせいにもできないこと

明日1月24日は、大阪で近畿ブロックの新人研修会が開催されます。
私は、そこで講義をする予定だったのですが、急病で医者に止められてしまいました。新人の受講生と、急な代役をお願いした吉崎先生には、とても申し訳なく思っています。いずれ何かの機会に穴埋めをさせて戴こうと思っていますが、今日も新人の皆さんに少しでもお役に立ちたいと思って、以下のブログを書いてみます。


独立すると言うことは、自分の判断で物事を進めて良いということです。
そしてその結果については、誰のせいにもできないと言うこと、つまりすべて自分の責任であると言うことです。

気持ち良いでしょ。
あなたは、そういう世界を目指していたんですよね。
だから他人が遊んでいるときも勉強して資格を目指したんですよね。

年功序列では我慢できない。
自分の責任で動くから、必ず結果出すから、自分にやらせて欲しい。
そう思いながら独立したんでしょう。

独立してみて如何ですか。
今の自分の境遇に不満を持って、誰かのせいにしていませんか。
もう上司のせいでもありません。組織のせいでもありません。
そんなもの無いですからね。

事務所の経営が難しいですか。
それは簡単には安定しないですよ。
日本中のあらゆる産業が開店と同時に順風満帆ということは有り得ませんから。

資格を勧めた資格試験予備校が悪いのですか。
独立した時期が悪かったのですか。
政治が悪いのですか。
経済が悪いのですか。

政治のせいでもありません。経済のせいでもありません。
それらをすべて把握して自分で判断して行動するのが独立です。
あなたが独立する前の会社は、トップがそれらの状況判断して経営されていたのです。それらを意識していなかったとすれば、あなたがしていたのは仕事でなく、作業だったのでしょうね。

大丈夫。簡単ですよ。
普通に努力をすれば良いだけです。
あなたは資格試験を合格しただけです。
合格して周りから誉められて勘違いしていただけですよ。
まだ何も成功していません。

たとえば、あなたがプロのサッカー選手になったとします。
それは友人達の中でちょっとだけ上手かっただけなのですよ。
でもそこで慢心して練習に手を抜いていてはピッチに出られません。
でもあなたは、自分がベンチにも入れないことを監督のせいにしているかも知れません。
どの監督にも認められて初めて一流のプロと言えるのでしょう。
そして一流のプロは引退まで努力を続けています。

あなたも、これからが努力のスタートです。
そしてその努力が、会社員でいた頃よりも直接的に自分に返ってきます。
ここが気持ち良いんですよ。

もう一度初心に戻りましょう。
居酒屋で誰かの悪口を言ってそれを自分の人生の言い訳にしている生活が嫌だったのでしょう。
もう誰の悪口も言わなくて良いんです。
あなたの独立の結果について、他人の誰にも責任は無いのですから。