2013年11月4日月曜日

確かにスポーツは被災地に勇気を与えた

楽天イーグルス日本一から一日経ちました。
ちょうど昨日は雨の中、1球1球を見逃さないように集中していました。
前日160球投げたばかりの田中が、最終回にマウンドに向かうときのスタジアム中の地鳴りのような声援で涙が出ました。そして田中の最後の投球で日本一が決まった瞬間には、東北全体が吼えました。



被災地にスポーツが勇気を与えると言いますが、「本当か?」と思う気持ちも皆さんにあるでしょう。「スポーツはその場の楽しみであって、復興へ向かう勇気まで言及するのは大袈裟だ」と思っていませんでしょうか。被災直後の私自身も良くわからなかったのです。
でも本当です。あの弱かった楽天イーグルスだから、被災地の人々はなおさら勇気をもらいました。そう私は実感しています。

以下は東日本大震災とスポーツについて触れた私のブログです。
そのときそのときの私の正直な気持ちで書いています。

スポーツは被災地に勇気を与えるか 2011年3月31日木曜日

ベガルタ仙台レディース 2011年10月14日金曜日

東北の躍進 2012年6月14日木曜日

続けていくことが大事な時期 2013年9月30日月曜日

また逆に、選手は被災地から力を得たと言ってます。
実際に被災直後は、選手にも「スポーツをやっていて良いのか」という葛藤があったようです。
楽天イーグルスの選手だけでなく、ベガルタ仙台や仙台89’ers(BJリーグ)の選手も同じ思いでした。彼らは、練習の合間を見てボランティア活動を続けました。
残念ながら一時解散を余儀なくされた仙台89’ersの選手達も、自らの明日も分からないときに、被災地でボランティアを頑張りました。
あの元日本代表ベガルタ仙台の柳沢敦も、名乗らずにボランティアセンターに通ったようです。

そして彼らはスポーツを一生懸命続けることが、被災地の為になるという結論に至ったようです。その「誰かの為に」という気持ちになった者は、とても強くなれます。
あのイーグルスが、あのベガルタが、とても強くなりました。

東北にスポーツが有って良かったです。
楽天イーグルスやベガルタ仙台の躍進は、被災地では本当に力になりました。
昨日の楽天イーグルスの日本一を得て、東北は更に復興が加速すると思います。