主な地図記号は小学校に習いましたね。
田、畑、広葉樹林、針葉樹林、茶畑くらいは分かりますよね?
それなら竹林や果樹園は覚えていますか?
市役所や病院や交番は分かりますよね?
それなら交番と警察署の違いや、小学校と高校の違いを覚えていますか?
スマホ内のグーグル・マップなどで街区の地図などを見る機会は増えているのかも知れませんが、地図記号にはなかなか触れることが無いかも知れませんね。
もちろん、土地家屋調査士の仲間ならほぼ分かると思います。・・・だよね!
さて、その地図記号をモチーフにしたメモ帳があります。
内外地図株式会社からiganiaシリーズのリングメモとして発売されています。
以前このブログで紹介した「三角点標石ふせん」(2017年5月21日)もこのiganiaシリーズの製品です。
大きさはRHODIA(ロディア)N11とほぼ同じA7版サイズです。
ちょっと取り出して、ちょっとメモするにはちょうど良い大きさだと思います。
種類は3種類です。
記号が分かりますか?
さて、この下の写真のメモ帳左下の地図記号は何でしょうか?
そうです。表紙右下に印刷されている地図記号は「発電所」です。
このノートのすごいのは、表紙よりもむしろ中です。
この写真では分かりにくいですね。
コンピュータでご覧になっている人は拡大して見てください。
そうです。罫線が「送電線」で印刷されています。
これが気に入りました。
我々土地家屋調査士の世界では、送電線は地役権などで馴染みがありますね。
ではこの下の写真の記号は分かりますか?
そうです。「市役所」です。
そして罫線ですが、市界(行政界)の記号で書かれています。
これも見えにくいでしょうが、二点鎖線です。
下のメモ帳が一番好きなんです。
そうですね。「畑」を表す地図記号ですね。
そして中身の罫線はどうなっているのでしょうか。
実は、中は罫線ではなく、その代わりに「田」の地図記号が筆記目安として印刷されています。
いいでしょ。
立ったままメモするには丁度良い大きさです。
ロディアと違いリングメモですから、表紙を押さえて書く必要も無いし。
表紙や中のメモ用紙のチョイスはもう少し考えて戴きたいと思いますが、この文具は、そんな細かい違いで買うようなものでも無いです。
どうですか。欲しくなりましたか?
これらのメモ帳の一番の機能は、自然に地図記号の話に持っていって、うんちくを語る機会をつくる機能です。
えっ、語るべきうんちくが無い?
それなら、この機会に地図記号を身に付けましょう。
なお、私の希望としては、この地図記号罫線を使ったA5版とかA4版のノートを、このシリーズに追加して欲しいと思いました。
内外地図さん、よろしくお願いします。