中学生の生徒手帳の改造からはじめた私の手帳遍歴について、このブログでも書いています。
さて、東北にも夏がまだ残っている8月末ですが、既に各社の2018年の手帳商戦が始まりました。大人気の「ほぼ日手帳」の9月1日発売に先行するように、文具店には来年の手帳が並びはじめています。
だから手帳も無数の種類があります。
「紙手帳は不要だ。私はPCやスマホだけで充分だ」とおっしゃる方もいます。
他人から決められたスケジュールだけを管理するなら、手帳は不要でしょう。
必要なデータも、たいていはネットで検索すれば解決するでしょう。
確かに手帳に求める機能がそれだけならば、スマホだけでも充分と私は考えます。
しかし、人生における様々な課題を考えるために手帳を使いたい私には、紙の手帳も欠かせません。
仕事も趣味も健康も自分の人生をすべて記録して、俯瞰して、フォーカスして、整理して、考えて、未来を創るのです。
また、紙の上で手を動かして考えることは、左脳だけでなく右脳も使い、ディスプレーとキーボードだけでは出てこない発想が期待できます。
紙以外でも、私がタブレットのペンにこだわっているのは、このためです。
以前からこのブログで書いているように、私は手帳を1冊だけに決めていません。これは3冊(4冊?)の紙の手帳とEvernoteやGcalなどですが、これらの複数の手帳に役割を分けて、並行して使っています。
そんな私に「手帳はどれが良いでしょうか」という質問をいただくことがあります。
これは簡単には答えにくい質問です。
その方が今まで手帳に何を求めて、どこが不便だったのか、今後何をしたいのか、それらを具体的にお聞きして、その上で複数のお勧め手帳を紹介しています。
最近は、その答えに「気になる手帳があったら、全部買えば良い」と付け加えています。
手帳を意識している方は、前向きに試行錯誤して使っている方でしょう。
おそらく1冊では足りなくなります。
また、使っているうちに「あのデザインの手帳が良かった」と思うこともあるでしょう。
しかし、手帳は季節商品です。余程の定番商品で無い限り、季節が過ぎたら手に入らないと理解しておくべきものです。
高級な革製品のものや特別なブランドの手帳などで数万円するものなどは別にして、一般的な手帳は千円前後から、高くてもせいぜい数千円です。
これから1年間の仕事や生活を充実したものにできるなら、私は高いものだとは思えません。
だから、気になった手帳は全部買えば良いと思います。
そして、それらの様々なタイプの手帳に記入して、実際使ってみれば良いと思います。
自分に合った手帳は、見ただけでは判断できず、結局自分で使ってみなければそのニュアンスは分からないということです。
自分の使い方に合っている手帳を探していく過程で、手帳から別の使い方に気が付かされることもあると思います。
以下、2012年のブログからの抜粋です。
私の手帳に対する想いの一端を書きました。
最近分かりました。
なぜ手帳が好きなのか。
来年の真っ白なページに
来年のまだ見ぬ自分がそこにある。
来年のこの日はどんなことが待っているのか。
来年のこの日はどんな自分になっているのか。
手帳の真っ白な空白は私の未来で埋まるのです。
その未来は、大きな夢、小さな夢、それらの夢で空白が埋まるはずです。
だから嬉しいのです。
手帳は、夢や望みを確認して、未来を一緒に切り開くバディなのです。
人は未来があるから今日を生きられます。
未来に夢があればあるほど、濃い今日を生きられます。
今東北には未来を描けない人達がいます。
努力しても自分たちだけでは未来を作ることができない人達がいます。
来年の手帳に何を書いて良いか分からない人達がいます。
手帳を見に行って考えました。