2017年1月27日金曜日

S.Tさんからの嬉しいお礼メール

そろそろ文具についての書き込みが欲しいとリクエストされました。
確かに文具ネタはたまっています。(映画ネタもね)
でも、今日も別に書きたいことがあるから少し待ってください。

先日の「土地家屋調査士事務所開業ガイダンスin大阪2017」に続いて、明日は「東北ブロック協議会土地家屋調査士事務所開業ガイダンス」が開催されます。

私の個人主催の大阪のガイダンスは、むしろ開業後の事務所運営相談の方が多かったですが、基本的には「土地家屋調査士に合格しても開業を迷っている人たち」の為のガイダンスです。

先輩として、合格者の皆さんには、胸張って土地家屋調査士を開業して欲しいと思います。
確かに土地家屋調査士試験の合格率は数パーセントです。合格したら開業しないともったいないという言い方もあるとおもいます。
しかし、合格と実力と事務所経営はまた別物です。
だから、覚悟が決まらない人に無理に開業して欲しいとも思っていません。

数年かけて試験合格したのに、何もアクションを起こさない事がもったいないと思うだけです。資格業を目指したことが失敗だったと判断したのなら、それはそれで尊重します。
さっさと別の世界に向けて行動すべきです。一番もったいないのは時間だと思います。

多くの人が、何故動かないのか。
前にも書きましたが、ネットのネガティブな書き込みなどを見て、萎縮しているのかもしれませんね。
おそらくその人は、仕事でも何でもネットで調べるタイプですね。今まではその程度の精度の業務だったのでしょう。
でも、専門家になったら、そうはいきません。
誰が書いたかわからないネットの書き込みを根拠にお客様にアドバイスはできません。
六法や専門書を調べます。(入門書などはかなり怪しいですが)

ネットの書き込みは玉石混淆です。それを読み分けなければなりません。
実際に、ネットでぼやいている土地家屋調査士がいることも確かです。
それはどの業界でもいますし、そんな書き込みで土地家屋調査士全体を分かったつもりになって欲しくないのです。

先日のガイダンスのお礼メールが多数届いておりますが、以下の嬉しいメールがありました。あのS.Tさんからです。

「先日はガイダンスで貴重なお話を聴かせて頂き、ありがとうございました。
大変勉強になりました。
先生のお話を聴いていて、専門家としての厳しさや覚悟をとても感じました。
そして、ネットで食べていけないと書かれていた調査士の方々が、なぜ食べていけないのかが、何となく分かったような気がしました。
ガイダンスの内容を踏まえ、私なりにもう少し検討してみようと思います。」