本日仙台法務局で「土地家屋調査士試験合格証交付式」が開催されました。
仙台法務局では昨年から交付式が復活しました。
宮城県内の試験合格者に仙台法務局民事行政部長より試験合格証が手渡されました。
合格者にとっては良いクリスマス・プレゼントになったと思います。
宮城県土地家屋調査士会としては、昨年に引き続いて私と松田副会長が出席させて戴きました。
そこで、合格者の皆さんの長年の努力に深く敬意を表して、心からお祝いを述べさせて戴きました。また、その後合格者の皆さんには少し残って戴いて、お話しをさせて戴きました。
土地家屋調査士試験は、合格率だけ見れば確かに厳しい試験だったかも知れません。
だから合格者は達成感もあるし、他の人からも誉められます。
でも業界に入れば、そこは全員が合格者の世界です。
そこでは、あなたは特別な存在では無いのです。
あの資格試験は最低の就職試験のようなものであり、本当に専門家として地域の皆さんの役に立ちたかったら、これからが勉強の始まりです。
専門家の世界は営業の世界ではありません。実力の世界です。
実力があれば仕事は必ず付いてきます。
年功序列の世界が嫌だから飛び出して来たのなら、努力して実力を付けて、その力で生きていくのは、むしろあなたの望んだ道でしょう。
これからの土地家屋調査士は多様性を求められます。
不動産登記手続だけの世界ではありません。
不動産登記手続だけの縮小している世界を見ていて、この業界を分かったつもりにならないでください。
努力は当然必要です。
その適正な努力の方向性と実力の付け方は、私達がサポートします。
事務所の開業の仕方、運営の仕方もアドバイスしましょう。
私達は合格された皆さんの人生に関わる覚悟を持って向き合うつもりです。
だから一緒に頑張りましょう。
まずは1月17日の「試験合格者のための開業ガイダンス」を受講ください。
迷いを晴らすなら早い方が良いでしょう。
こもちろん、すぐに開業する人だけの為のガイダンスではありません。
ですから当面開業の計画がない方でも大歓迎です。
宮城会はむりやり会員を増やそうとは思っていません。
場合によっては開業しないという選択肢を選ぶお手伝いができるかもしれません。
どちらにしても人生迷っている時間が勿体ないと思います。
このガイダンスには東北だけでなく、全国の同じような悩みを持つ方々が参加されます。
他の皆さんと一緒に、抱えている疑問を質問として発して戴ければ、少し迷いは晴らすお手伝いができると確信しています。
・開業資金はどれだけ必要か
・補助者を経験すれば良いのか
・当面設備は何が必要か
・土地家屋調査士業で生活できるのか
・仕事は有るのか
・何を勉強すれば良いのか
でも長年受験勉強されたのなら「休みすぎない程度に」休んでも良いでしょう。
年内はその喜びに浸って良いでしょう。
特に今日はクリスマス・イヴですし。
We wish you a Merry Christmas.