2011年5月16日月曜日

震災復興支援に関する連続学習会


宮城県内の各資格業で組織している「宮城県災害復興支援士業連絡会」があります。

阪神淡路大震災の後で、私たち資格業者がその専門性を生かしながら被災地復興に役立つように、定期的に研鑽を重ねていたものです。

今回の東日本大震災においても、すぐに動き出し、各地で相談会などを開催してきました。

さて、5月14日はご案内のとおり、その連絡会主催の連続学習会が開催されました。
開催通知までの日程に余裕が無くて予定の調整にご迷惑をお掛け致しました。

先日お送りした下記通知のとおり、他の専門分野の震災関連の知識を学ぼうという連続学習会です。お互いの業界で常識である知識が、他の業界ではまったく知らない知識であることが有りますので、良い企画だと思っています。
受講者も士業連絡会の構成団体の会員なら誰でも参加できます。

第一回は社会保険労務士と土地家屋調査士の発表という事で、土地家屋調査士は私が担当しました。
他の資格者からのリクエストである建物滅失登記と筆界復元の話を中心に報告致しました。
まだ政策的に決まっていない部分も多く、経過説明のような部分も多くなりました。

社会保険労務士さんの分野は時期に応じた政策が次々に反映される分野です。
4月6日のブログで紹介しました「震災における社会保険や労災、雇用保険や助成金に関する通達」でもその一端がわかると思います。
今回も様々な論点が紹介され、良い勉強になりました。

この学習会は、以下のとおり5月28日と6月4日に開催予定されています。
参加をお勧めします。



宮城県災害復興支援士業連絡会学習会のご案内
       宮城県災害復興支援士業連絡会 会長 山谷 澄雄
 
  宮城県災害復興支援士業連絡会は、各分野の専門家職能団体の構成員が、それぞれの専門的知識及び経験を有効かつ機能的に連携し、被災された皆様の復興支援活動を遂行することを目的として組織されている団体です。
  東日本大震災発生から1ヶ月以上が経過し、構成団体毎に実施している相談業務等を通じて、それぞれの分野における知識・ノウハウ等も相当程度蓄積されてきております。
  他方で、それぞれの分野において、当然に常識となりつつある震災関連の知識も、他団体から見れば、全く知らない知識であったり誤解していたりする可能性も否定できません。
 そこで、各士業団体において、他の士業団体の会員にも、是非とも知っておいて欲しいといった情報について、それぞれが報告し合うことを通じて、「専門的知識及び経験を有効かつ機能的に連携」し、今後の復興支援活動に役立てるべく、学習会を実施することとしました。
 つきましては、震災相談にあたられている各士業団体の会員の方々にとって大変有益な情報交換の機会となりますので、是非、多くの会員の皆様にご参加いただきたくご案内申し上げます(なお,参加は無料です)。
◆第1回 学習会
日 時:平成23年5月14日(土)午前10時~午後12時
場 所:仙台弁護士会館 4階大会議室
報告者:① 宮城県社会保険労務士会 会員
    ② 宮城県土地家屋調査士会 会員

◆第2回 学習会(予定)
日 時:平成23年5月28日(土)午後4時~午後6時
場 所:同上
報告者:① 宮城県建築士会 会員   
    ② 宮城県司法書士会 会員

◆第3回 学習会(予定)
日 時:平成23年6月4日(土)午後2時30分~午後4時30分
場 所:同上
報告者:① 宮城県行政書士会 会員
    ② 東北税理士会 宮城県支部連合会 会員

※各1時間程度で、震災後に各士業に寄せられた相談事例を中心にご報告いただき、質疑応答等も受け付ける予定です。