土地家屋調査士試験最終合格者発表が昨日でした。
合格された方々には改めてお祝い申し上げます。
本当に良かったです。苦労が報われたと思います。
私の塾に来ている方々からも7人の合格報告があり、口述試験は合格すると分かっていたけれど、それでも嬉しいものです。
まずはステージに上がることができました。
でも、プレーヤーとしてステージに上がっただけでは、どうにもなりません。
ここからが本当の勝負です。
ここまでの勉強は、トップ合格だろうが、ギリギリ合格だろうが同じ「合格評価」でした。
ここからが違います。
あなたの望んだ「実力の世界」です。
応援します。
他人より物事を理解しているのか、解決する能力があるのか、それを素人に分かりやすく説明する能力があるのかで、土地家屋調査士の中でも評価が変わり、依頼される業務が変わります。
専門家としてやっていけるのか、それとも表面上は専門家でも実体は作業をこなすだけの人となるのか、そこの分かれ目になります。
トップ合格であっても一度謙虚にリセットしてください。今までは所詮試験のための勉強ですから。そのプライドが邪魔をして、初心者の頃に謙虚になれず、未だに鳴かず飛ばすの後輩を知っています。
実務は私がいくらでも教えます。だから早急に私達に追いつくように、必死でがんばってください。
つい先ほどの土地家屋調査士の後輩との会話です。
鈴木「たとえば区画整理と不動産登記についてどちらも深く理解している人は少ない。だからその分野を深く学んだだけでも、その分野では第一人者になれる。そんな分野はたくさんある」
後輩「では区画整理の本は何を読めば良いですか?」
鈴木「今、区画整理に関する本は何か持っているかい?」
後輩「1冊持っています」
鈴木「誰のどんな本?」
後輩「・・・・」
鈴木「持っているだけね。だったら私が何かを推薦しても買うだけで読まないでしょう」
鈴木「まずはその本を読んで『何がわかって、何がわからなかったか』を私に伝えてくれたら、その解説と次の本の紹介をしましょう」
がんばってください。
ここからが面白いのですから。
全力で応援します。