2021年6月11日金曜日

質問の後のフリートークが大事です

新人の君が、土地家屋調査士でも司法書士でも税理士でも何の新人でもいいけど、その君が、困ったときに質問できる先輩がいますか。

そしてその先輩は嫌がらずに丁寧に教えてくれますか。

もしそうなら、君はとても幸せです。

その先輩が面倒見が良かったら、質問だけで帰るのはもったいないかも知れません。質問だけで帰らずに、質問以外のフリートークもできるといいですね。

実はそのフリートークの方が、新人の君には役に立つことが多いと思います。

結局質問とは、自分が分からないところを尋ねることですが、君が質問できるということは、君の分からない箇所を絞ることができたということです。

もちろん、君の質問が論点を外していることはあるでしょうが、少なくても問題点として絞ることができたのだから、近所に親切な先輩がいなくてもいずれは解決するはずの問題です。

私が新人を指導をしていて一番「分かっていないな」と思う箇所は、「分からない」と質問してきた箇所よりも、本人が問題点だと気が付いていない箇所なのです。

そのような箇所は、フリートークで浮かび上がることが多いのです。

だから、先輩が「質問が終わったら帰れ」という顔をしていないのなら、2回に1回くらいは他の話をしてみましょう。具体的な質問より、その方がよほど勉強になるはずです。

もちろん、先輩に対する配慮は必要ですよ。

事前に手洗いとうがい、検温をして、マスクをつけて訪問することは当然ですし、先輩は君よりもはるかに忙しいはずですから、先輩の時間を奪っていることを意識してくださいね。