2017年2月17日金曜日

一気に実力を付けなければなりません

今日は東北ブロック協議会の新人研修会の中日です。
私も講師の一人として登壇します。

さて、新人の皆さんとお話ししていて、とても気になることがあります。
新人の皆さんが実力をつけることに鈍感で、自然に訪れる経験の積み重ねを待っていることです。

いつもお話ししていますが、土地家屋調査士に限らずこの資格業の世界は、お客様からお仕事を受託してから調べる人が多すぎます。
それでは専門家とは言いません。
一番良い選択肢を提案できなければ、お客様に損失を与えることもあるのですよ。

普通、どんな業界でも、仕事ができるから受託するのでしょう。
それなのに、たまたま来た仕事を、泥縄式に調べて処理し、そんなことが自然に積み重なることを待っているですか。
そんな意識では何十年経っても一流にはなれないでしょう。

大きな組織の一員だったら、そんな成長の仕方もあるのかもしれません。
しかし、新人が専門家としての実力をつけるということは、徐々に成長を待つ方法ではダメです。泣きながら徹夜を重ねても、一気に実力をつけなければなりません。
だって、仕事を受けますって看板上げたのですから。