2016年6月6日月曜日

システム手帳ふたたび

私の手帳遍歴は中学生時代の生徒手帳の改造から始まりました。
手帳は人生で一番触れる文具(当社比)ですから、長年かけて国内外の大抵の市販手帳は試しております。

一時大流行したシステム手帳も全サイズを使っておりますし、歴代の電子手帳も話題のものはたいてい使いました。近年のブームである綴じ手帳もかなりの種類を試しました。
おそらく使い倒したと言っても過言ではないと思っています。

自分のライフスタイルを手帳に合わせるのではなく、自分のライフスタイルを実現するために手帳があるのですから、手帳のフォーマットに違和感があった頃には、自作の手帳をメインにしていた時代もありました。

近年は、綴じ手帳とクラウドの併用を、私の手帳として活用していました。
具体的にはスケジュールなどは「GoogleCalendar」で、業務日誌やデータベースなどは「Evernote」で、雑記や貼り込みには「ほぼ日手帳カズン」で役割を分けていました。

そんな遍歴の後に、実は今年になってシステム手帳に回帰しております。


KNOX のシステム手帳「LUFT」
薄くて気に入っています



世間がシステム手帳というジャンル分けする前から、私は6穴手帳にハマっていました。
バインダー式でリフィルを入れ替えられるシステム手帳は、その一冊で様々なデータを整理できる魅力があります。

その反面、なんでも入れられるから、どんどん厚くなるという問題を抱えていました。
以前あんなにハマっていたシステム手帳から私が離れたのは、結局手帳が厚くなりすぎたからです。

当時からデータの一部をコンピュータに入れたかったのですが、当時はコンピュータも大きくて重くて、持ち歩くことは現実的ではありませんでした。だからすべてのデータを手帳のリフィルに書き込みました。
今はスマートフォンもあり、タブレットがあり、ノートコンピュータも持ち歩くことができます。
ですから当時のシステム手帳のデータベースの大半は、今はそれらの電子機器に任せることができます。

あとはどうしても紙の手帳でなければならない部分だけを扱えば良いので、手帳は薄くすることができるようになりました。

「紙の手帳は不要、俺はスマートフォンだけで十分」という人がいますね。
おそらくその人は、手帳をスケジュール等に限った役割としているのでしょう。私の手帳に対する要求とは違うのでしょうね。
私にとっては、紙の手帳でないとできないことがあると思っています。
特にクリエイティブな作業は基本的に紙だと思っています。

話を戻しましょう。
紙ベースの手帳で薄いだけなら、システム手帳でなければならない理由にはなりません。

先日も書きましたが、私の考える一番重要な理由は「システム手帳はページを外してスキャンすることがとても簡単だ」ということです。
スキャンして、それを私の使っているEvernoteに送って、一元管理するのです。
これに気が付いてからは、再びシステム手帳が手放せなくなりました。