2013年3月26日火曜日

さくらさく ベガルタ仙台レディース初陣

3月24日、我がベガルタ仙台レディースがなでしこリーグに初参戦しました。

相手は、日本の宝、宮間あや率いる岡山湯郷Belle戦のアウェイ。
昨年無敗でチャレンジリーグを抜け出した実力が、なでしこリーグでどこまで通用するのか、とても楽しみでした。

昨年3位の強豪湯郷に対して様子を見るのではなく、最初から積極的な試合の入り方をしてとても嬉しい展開でした。堅守速攻というコンセプトと聞いていましたが、確かにピッチを広く使って、ここぞというときに上がって行きます。
後半疲れるかもしれないけれど、考えずに走って欲しいと思っていました。初戦は勝ち点も大切だけど、むしろ試合への姿勢の方が今後の為にも大切だと考えるからです。

仙台が前半に先制点ゲット。
ピンチを抑えたGK天野実咲からのカウンターで鮫島彩にパス。鮫島が相手を引き連れて中に絞ってフリーになった左サイドの伊藤美菜子にパス。伊藤が左でちょっとキープしてクロス。そこに小野瞳がディフェンダーを引き連れたままスルー。そこに空いたスペースに飛び込んで仙台のKAKAこと嘉数飛鳥がゴール!
他に序盤で2点分惜しいところがありながらも前半終了。

いやあ、良い連携です。ゴール前でスルーできた余裕。初陣でも焦りは無いですね。
前半は、むしろ決定機は仙台の方が多かったと思います。

後半は当然優勝を狙っている湯郷の猛攻。ベガルタは粘り強く守備。そこからカウンターで攻撃。この展開が続く。
さすがに宮間がディフェンダーの裏に嫌らしいパスを出して、後半は湯郷の決定機が増える。それを全員守備で跳ね返す。特にDF高橋奈々の積極的なディフェンスやGK天野実咲のスーパーセーブが印象的。その中でベガルタも何回か好機をつくるが最後が決められない。後半はそのまま耐える展開。最後まで走り続けたベガルタ。
最後は残り時間が少なくなっても焦らずショートコーナーなどで時間を使う大人のサッカーで、きれいに試合をクローズ。

素晴らしいです。
一度はサッカーを諦めたメンバーに、サッカーができる喜びがあふれていました。
あのチームがここまで来ました。

男子に続いて女子も良いサッカーをしています。
今年はまた忙しくなりますね。
やはり会長をやっている場合ではないです。