昨日2月23日は中部ブロック新人研修会に講師を担当しました。
毎年、中部ブロックと近畿ブロックと東北ブロックの新人研修会で講師を担当させていただいている事が、新人研修をライフワークにしている私にとってはとても嬉しい事です。
新人はまったく新しい世界に入って、これからどうにでも変わる可能性を持っています。
新人研修は、一般の研修会以上に会員の人生に関わる可能性がある研修会だと認識していますので、誠心誠意講師を務めさせていただいています。
この世界に入って最初の研修がガッカリするものなら、今後土地家屋調査士会がどんな企画をしても参加しないでしまうかもしれません。
それによって、その人の可能性も業界の可能性も失われる事になります。
それでも地元の宮城会なら、まだ後からフォローする可能性がまったく無い訳でもないのですが、他所ではそれもできず、他のブロックから依頼される場合は本当に気を使います。ということで、今回も新人の為に工夫してスライドを作り、工夫して研修を担当したつもりです。
ところで、最近研修会をやって感じる事は、最近の新人が本当に大人しく、真摯に講義を聴いてくれているということです。それ自体はとても良い事で、実際に最近の新人は、昔に比べれば研修好きで勉強好きのようです。
しかし以前にも書きましたが、問題は研修を聞いて納得するだけで、動かない人が多いという事です。
全国には研修のはしごや研修のおっかけをしている人達もいます。彼らはとても前向きな人たちですし、心から頭が下がります。ただし、その人達すら、研修を聞くことが目的化していないのかが、たまに心配になる事があります。
研修は明日動く指針をもらう為に受講するのです。
行動が伴わない研修は、少なくても私たちの業界の研修には有り得ないはずです。
全部理解してから動くということでしょうか。
研修を何回聞いても、全部理解することは無理です。
むしろ動くから理解が深まる事もあります。
だから動くべきです。
では「いつやるか?」