2013年2月18日月曜日

一番堅実な生き方は

土地家屋調査士に合格しても開業できない人たちの為に、先日開業ガイダンスを開催しました。
そのような皆さんに、無理に開業して欲しいとは思っていません。ただ数年かけて試験合格したのに、何もアクションを起こさない事が勿体ないと思うだけです。資格業を目指したことが失敗だったと判断したのなら、それはそれで良いと思います。その判断は尊重します。
しかし、そうではない多くの人が、何故自分で答えを出そうと動かないのか、とても疑問です。
前回は、その判断のお手伝いをする為のガイダンスでした。

前にも書きましたが、ネットを調べてネガティブな書き込みを見て萎縮しているのかもしれませんね。おそらく萎縮しているその人は仕事でも何でもネットで調べるタイプですね。
確かに私も情報が欲しいときにネットで検索をします。
しかしネットの書き込みは玉石混淆です。それを読み分けなければなりません。
実際に、ネットでぼやいている土地家屋調査士やまだ試験合格もしていない受験生を見て、土地家屋調査士全体を分かったつもりになって欲しくないのです。

ネットにはそんな人たちがいることも確かです。でも、それは土地家屋調査士のマジョリティではないはずです。
どんな業界でも様々な人がいます。問題は誰を信用するのかです。
皆さんの目標は、一流の土地家屋調査士として生きている人でしょう。
だったら、たくさんいますよ。ネガティブな人たちの話を読んでも意味有りません。
真面目に取り組んでいる土地家屋調査士を選んで、かれらの話を読んでみてください。
まともに土地家屋調査士をやっている人が多数派です。
ネットを探しても元気の出る書き込みはたくさん有ると思います。

人生を堅実に生きる為には最悪を想定して生きるべきだという考え方があります。
一理ありますし、否定はしません。
だから、最悪を常に想定して生きるために、ネガティブな人たちが何を書いているか調べたくなるのでしょうね。
確かに心配でしょう。人生がかかっているのだから。
でも人生がかかっているなら、なおさらネットで匿名の責任の無いネガティブな書き込みを見ただけで、人生を左右されて良いのですか。

確かに個人で事務所を経営していくという人生には保証はありません。
だったら今の時代、会社員でいれば永久雇用で安定して保証があると言えますか。
今の日本、何が堅実か分からないのです。
そうであれば、他人に自分の人生を預けているよりも、私は自分の努力で自分の未来を創る人生が一番堅実だと思うのです。

大丈夫です。土地家屋調査士に真面目に取り組んで、精進を続ければ、この資格だけで十分に生活できます。