東日本大震災での体験は私の人生感を変えました。
今後、他の地域に住む人たちに、あんな思いはさせたくない。
そう思います。
「東北の被災者のために3.11を忘れないで欲しい」と考えているのではありません。「世界中の人のために」忘れてはならないのです。
各自が各分野で工夫をして次世代にも繋ぎましょう。
以上は3月15日にFacebookに書いた文章です。
そして、その翌日3月16日の夜、宮城と福島に最大震度6強の地震が起こりました。
私は遅くまで残業をして自宅に帰るところでした。
駐車場で地鳴りのようなものを聞いて(周囲のマンションなどが鳴っていたのかも知れません)、縦横に揺れる非常に強い地震を体験し、11年前の被災の記憶に直結し、覚悟しました。
幸いにも私には自宅にも事務所にも大きな被害などはなかったのですが、今回の地震関連と思われる死者は4人、負傷者97人(17日午前8時時点)とのことでした。お亡くなりになった方にはご冥福をお祈りいたします。
ライフラインも11年前よりは少し強くなったようですが、実際に停電や断水などの二次被害に遭った地域は多く存在します。余震の続く真っ暗な中、どれだけ不安だったか、実際に経験した者としてお察しします。
東北自動車道も新幹線も止まっています。
まだ、しばらく余震が続きます。
東北地方はもちろん、全国の皆さんもお気を付けください。地球の地殻変動の規模に比べて日本列島はとても小さいです。
全国の皆さんも、この機会に再度周りを点検してください。
・大きな地震が起きたときに安全な場所の確認
地震の際に自宅に留まることは安全なのか、避難した方が良いのか。
自宅に留まるならどの部屋のどこにいれば一番安全なのか。
外に避難するならどこに避難すべきなのか。
移動の行程で津波や山崩れの虞がある箇所は無いのか 。
・災害で電話が通じない場合の家族の決めごとを確認する
安否は災害用伝言ダイヤルで、など。(体験はしておく必要あり)
まずは自宅に集合、自宅が失われた場合はあの避難所に集合、など。
・家族分の飲料水や食料は最低でも数日間分は常備する
非常食でなくても良い。冷蔵庫に入れなくても保つものであれば良い。
できれば火や水を使わなくても食べられるものも欲しい。
・風呂の水は常に入れておく
断水で一番困るのは飲み水よりも、トイレの水でした。
・ガソリンや充電は空になってからではなくて、常に余裕を持って補給する。
習慣づけましょう。
・家の中での物の置き方を再確認する。
落ちてこないような場所に移動する。
倒れたらドアが開かなくなるような場所を避ける。
・その人にとって無かったら困るものを別の場所に複数準備する
毎日飲まなければならない薬やメガネなどは、予備があると助かることがある。
・定期的に家族と防災の決めごとを話し合う
上記などの対策を一人で考えても、家族と共有しないと意味がありません。
お子さんを含めて問題意識を共有することが大切です。