私は過去どれだけのコンピュータにどれだけのお金をつぎ込んできたか、考えると恐ろしくも楽しい記憶です。
私のコンピュータ遍歴は富士通のFM7からです。
嬉しかったですね。basicで毎日プログラムを書いていました。
私は今考えてみると、所有してきたコンピュータに3つのストリームがあります。
第1のストリームとしては、ビジネス用デスクトップ。
主にビジネス用途でNEC98シリーズのMS-DOSを経由してwindowsに至っています。
CADやオンライン登記申請のためにはwindowsは捨てられません。
第2のストリームとして、プライベート用Mac。
classicⅡを振り出しに今に至ります。
MS-DOSでコマンドを入力していた頃に、Macはウィンドウを開いてマウスで絵を描いていました。Macに出会って感動した瞬間の記憶は今でも忘れられません。
プライベートではWindowsは使っていません。
私の中で一番重要な3つめのストリームが「モバイル」用途の情報端末。
このモバイル情報端末に、今までどれだけ小遣いをつぎ込んできたか。昔から私はいつでもどこでも情報を持ち歩きたかったのです。
個人業は結局、公私の区別なんてできません。
365日24時間で、自分の公私をこなすしかありません。
ちょっと脱線しますが、よく手帳をオフィシャル用とプライベート用と2冊持つという人の話を聞きます。2冊で日程調整などしたら混乱するはずで、本当に混乱しないのなら、その人はもともと2冊も手帳がいらない人だろうと思ったりします。
怒られそうなので話しを戻して、個人業は結局どこでもいつでも仕事をしなければならない強迫観念があります。その強迫観念から超然と距離を置くか、積極的に浸かってしまうかです。
私は後者です。だから移動中も仕事ができる装備が欲しいのです。
実は私の手帳好きも情報端末の一つです。システム手帳などを工夫してモバイルツールにしていました。
PDA情報端末としては、
カシオの電子手帳からはじまり、シャープのザウルスシリーズ。
初代電子手帳は電話番号とちょっとしたメモが記憶できましたが、とても画期的でした。
ザウルスはさすがに日本メーカーらしく、ソフトや周辺機器が秀逸でした。
パーム社のPalmPilot。
このPalmPilotは大好きで、かなり使い倒しました。
これに使いやすいデータベースソフトやデータそのものがたくさん流通していて、とても便利でした。私もたくさんのデータベースを入れて歩きました。主な用途の事件簿も入れてましたが、併せて全国ラーメンデータも入れていました。
電子書籍のはしりの青空文庫などはこの端末で読みました。
このグラフィティという独特の手書き入力は素晴らしく、今でも使いたいと思います。
ソニーのパームトップ(誰も知らんだろうな)。
暇な人はググってください。これはとても格好良かったです。いかにもソニーです。20万円弱ですが、どうしても欲しくて買いました。
いまやっと実用化し始めた手書き変換入力を当時やっちゃった機器です。
なにしろホテルから手書きのFAXができたのですから、とてもナウい機器でした。
モバイルコンピュータとしては、
以前もこのブログで書いたポケットコンピュータ。
いろいろ買いましたが長く使って思い出があるのはシャープのPC1261です。
まだコンピュータが一般的に買える時代では無い頃、私のプログラムで測量計算や報酬額見積計算をしていました。宮城会会員55名が導入したという恐ろしいソフトでした。
持ち歩ける98、ラップトップ9821Ts。
持ち歩くことができると言われて11kg超のコンピュータを持ち歩いていましたね。
とにかく重くて、私はラップクラッシュ98と呼んでいました。
小さくなって世界初ノートPC東芝DynaBookとそれに続くPC98note。
アイビーエムのウルトラマンPC。
この辺りからのノートは数限りないですね。その時々の一番小さなまたは薄いコンピュータは、今に至るまでほぼ使ってきました。
このあたりのコンピュータ一台一台にコメントを書きたくなったけれど、それはまたの機会にします。
今はこれらの3つのストリームが収束してきて、MacBook AirとiPadとクラウドで大抵のことはこなすことができるようになりました。
今までこれらの情報端末にどれだけの投資をしてきたか。
これは計算しない方が良さそうだけど。
まあ、その時代時代で一番効率の良い仕事をしてきたと満足してますよ。
さて、ここまで書いて何を言いたいかというと、
今日iPad Airを買っちゃった言い訳でした。