2013年4月3日水曜日

トヨタ・ウィーン・プレミアムコンサート

3月31日「トヨタ・マスター・プレイヤーズ、ウィーン〜ココロハコブプロジェクト」「ウィーン・プレミアム・コンサート」が、仙台で開催されました。
トヨタ自動車により、被災地支援プロジェクトとして企画されたものです。
ウィーン・フィルとウィーン国立歌劇場のメンバーで特別編成されたオケによるコンサートでした。

私は、以前も書いたと思いますが、中学校からブラスバンドに入り、30歳過ぎまで楽器を吹いていました。そんなこともあり、昔からウィーン・フィルに憧れ、嫁さんも巻き添えに新婚旅行もウィーンに行き、2晩続けてコンサートを聴いたりしたのでした。
自分へのお土産はウィーンの楽器店からヴァルトホルンまで買って来ました。
そんな私はこのコンサートをとても楽しみにしておりました。

ワーグナー「ジークフリート牧歌」、ブルッフの「クラリネットとヴィオラのための協奏曲ホ短調ホ短調」、ベートーヴェン「ロマンス第一番ト長調」ときて、メインはベートーヴェン「交響曲第7番イ長調」でした。
あまりにも素晴らしく、この感激をそのまま伝える程の文章力がないことを、とても残念に思います。

特筆すべきは、コンサートの冒頭で、東日本大震災の犠牲者に対する献奏として、カザルスの「鳥の歌」が演奏されたことです。久しぶりに鳥肌が立ちました。
ご存知と思いますが、カザルスの「鳥の歌』は1971年の世界国際平和デーに国連本部で演奏され、世界中に放送されたあの曲です。あの時にカザルスは、故郷の「カタルーニャの鳥は『ピース、peace』と鳴くのだ」と述べた事が印象的でした。今回、東北の被災者の為に、この曲を選んでもらったことが嬉しくて、そして演奏が素晴らしくて、感激しました。献奏後、観客も全員で立ち上がり黙祷しました。

東日本大震災の際には世界中にお世話になりました。
そして今なお世界は、継続して支援をしてくれています。
今回もこのような会場のコンサートだけでなく、学校への訪問コンサートも企画されているそうです。

また皆で頑張りましょう。
世界トップのプレイヤー達とスポンサーのトヨタ自動車に感謝。