2025年12月29日月曜日

鈴木修塾(第7期土地家屋調査士事務所開業・経営・運営)開催決定

2025年も年末を迎え、 土地家屋調査士の筆記試験から早くも2ヶ月が過ぎました。自己採点によりある程度の感触を得た方もいるでしょうし、今年の書式の採点が読みにくいということで年明けの発表まで落ち着かない方も多いでしょう。

合否どちらにしても、あなたが土地家屋調査士として生きていこうとするのであれば、継続して勉強を続けなければなりませんが、合格発表まで何も手につかないというのならば、目先を変えて実務関連の勉強を挟んでみることも良いかと思います。仕事をしていくうえで、勉強は今後も必要ですし、実務的な視点が備わることで、受験範囲の理解がより深まる可能性もあると思います。

さて、試験合格後の進路の選択については、私があまりお勧めしない選択をしてしまう新人が多く見られます。ですから、合格者が当面の進路を決定する前に私の話を聴いて欲しいと考えて、鈴木修塾(土地家屋調査士事務所開業・経営・運営)の講座は、年始めの時期に開催してきました。

もちろん、これから開業の方に絞っているわけではなく、土地家屋調査士事務所を開業してから経営に悩んでいる方も歓迎しています。実際に受講者の半数程度は現役の土地家屋調査士ですし、30年近く事務所を経営している方も参加されましたが、「しっかり役に立ちました」と受講後にご本人から礼状も来ています。

鈴木修塾(事務所開業・経営・運営)は基本的に対面式で2泊3日で開催しています。

仙台まで移動できないということで、Zoomなどで講義をして欲しいというご希望を戴くこともあります。私もZoomで多数相手に講義をする方が楽な面もあるとは言えますが、ある程度の成果はあっても、どうしても一方通行に終わる懸念が拭えず、それは結果として受講生の皆さんのためにならないと考えています。

土地家屋調査士をめざす人は地域も年齢もキャリアも、そして家族構成も皆違います。だから、それぞれの事務所もそれぞれの方に適した考え方でないと経営や運営は成立しません。

たとえば、これから子育てをする方と、定年前に独立する方では、求める事務所像が異なります。様々な背景を持ってスキルが違う方々に対して、一般論による単一の経営像を語ることは、相当乱暴な話しだと思うのです。

ですから受講生の皆さん一人一人に合わせて、それぞれ違う事務所経営の方向性を教えています。塾の受講者を「毎回10人前後が理想」と私が考えているのは、個別指導にこだわっているからです。


さて、来年早々の鈴木修塾(事務所開業・経営・運営)ですが、以下のとおり決定しましたのでお知らせしたいと思います。

参加ご希望の方は、以下のとおりメールでご連絡をお願いいたします。

参加したいけれど現在日程の調整中という方でも、仮登録でも結構ですから同じようにご連絡をお待ちしています。また土地家屋調査士試験に合格したら受講したいという方は、万が一の場合は無料でキャンセルできるようにいたします。

鈴木修塾では、常に参加希望者に事前アンケートをお願いしています。さらに電話等で直接ご事情を伺って、それらで参加者の皆さんの個人的な悩みや相談を把握して、それに沿った講義内容に調整していますので、早めに参加表明していただけると資料作成の都合上ありがたいのです。


【鈴木修塾(第7期土地家屋調査士事務所開業・経営・運営)】

①日程 令和8年2月27日(金)13時30分~3月1日(日)13時00分

   対面の座学の日程は2泊3日ですが、実際の塾は事前に数回の個別電話ガイダンスをして、参加者全員で作るLlNEグル-プによる事前研修をしますし、研修終了後の塾生については、何年後でも開業の相談や受託業務の相談や質問にも個別に対応しています。

②場所 講 義 エスポ-ルみやぎ(仙台市宮城野区)

 宿泊場所は参加者の皆さんのご都合で自由ですが、この会場(合宿所)は格安ですし、鈴木もここに宿泊して夜中まで皆さんと一緒にフリートークをするので、ここをお勧めします。ご希望の方はまとめて予約しますのでご相談ください。

③受講料 115,000円(税込)宿泊や飲食は別途

 支払いの時期や方法については、個別に相談に応じます。

④参加登録の方法

    受講ご希望の方は、以下にメ-ルでお願いします。

 鈴木修 宛  mucha@rr.iij4u.or.jp

※件名は「鈴木修塾(第7期開業・経営・運営)受講申込み」など、内容がわかる書き方でお願いします。

*お問い合わせなどもご遠慮なくメ-ルでお問い合わせください。

*形式や内容については、過去ブログをご覧ください。





2025年12月24日水曜日

補助者がいる事務所の事業承継について

 最近、鈴木修塾の塾生以外の新人の方からも、土地家屋調査士事務所の事業承継についての相談が増えています。

このテーマについては過去のブログ(2020年5月26日)でも触れましたのでメリットやデメリットの詳細はそちらをご参照ください。

土地家屋調査士   鈴木 修 ブログ: 事務所の事業承継をしてもらえる人


今回、特に考えていただきたいのは、補助者がいる事務所を承継する場合です。

事業承継の話が持ち込まれるときには必ず理由があり、なぜ自分に声がかかったのか、なぜ他の人ではなく自分なのかを一度立ち止まって考えることが大切です。

もちろん承継を持ちかける先生が悪意を持っているわけではなく、双方にとってwin-winになると考えているはずです。

しかし、事務所を経営してきた先生の時代とこれからの時代ではマーケティングや経営環境が大きく異なるため、承継者に期待される事務所の方向性と自分自身の将来ビジョンが一致しているかどうかを見極める必要があります。


そして最も大きな課題は補助者の存在です。

調査士本人が引退するだけなら簡単です。土地家屋調査士会に退会届を提出すれば良いだけです。では何故事業承継を考えるのでしょうか。

長年の一定の売上げを見込めるお客様の存在や事務所独自のノウハウと財産を退職金代わりに「のれん代」として考える先生も多いと思いますが、むしろ、長年一緒に働いてきた補助者を突然解雇するのは忍びないという先生の思いから、継続して今いる補助者を雇ってくれる人を求めるケースは非常に多いのです。

承継者にとっては事務所の売上や顧客だけでなく補助者との関係性も引き継ぐことになり、承継後に最も重要なことは、実はお客様より補助者との良好な関係を築けるかどうかです。

補助者は承継者より年上で事務所を実質的に仕切っている可能性もあり、主導権が曖昧なままでは事務所が空中分解することも少なくありません。

したがって承継前に補助者を含めて十分に話し合い、長期的に協力関係を築けるかどうかを確認することが不可欠です。

事務所の先生が承継を持ちかける相手は、1〜2年で仕事を覚えてすぐ独立する人ではなく、補助者も含めて長く事務所を維持し共に働いていける人を求めているのです。

そしてその補助者は、良くも悪くも今の先生のやり方が何年も身に付いている方たちです。今のやり方で長く事務所を維持してもらいたいことが本音でしょう。
お互いにやり方を変えるだけで相当なストレスになるでしょう。

補助者がいる事務所の事業承継では、補助者との関係性を良好に保てるかどうかが最大のポイントであり、そこを慎重に見極めることが何より大切だと思います。





2025年12月19日金曜日

Nさんからの年一の報告が嬉しい

全国各地に鈴木修塾の塾生がいます。さらに、ガイダンスや個別相談を通じて何度か指導させていただいた方々も含めると、相当数の土地家屋調査士の皆さんと関わってきました。

一度でも塾生として、あるいは何らかの形で関わった方には、その後の開業や経営、受託業務についての相談も受けながら、私は全力で応援しています。今日も、2人の塾生から業務に関する質問があり、それぞれにお答えしていました。

さて、その中の一人、四国で開業7年目になるNさんは、私のことを「師匠」と呼んでくださる方です。Nさんは毎年、売上データを報告してくれるのですが、これがとても嬉しいのです。

初年度の売上は38万円だったそうです。これはある意味当然のことで、資格試験に合格したからといって、すぐに仕事が爆発的に増えるわけではありません。そこで焦って目先の仕事に無理をすると、業界ではなかなか伸びません。ブレずに王道を歩めば、必ず生活に十分な売上はついてきます。それまでは、アルバイトでもして凌げば良いのです。

Nさんは元公務員ですが、開業後は副業禁止の制約もありません。

今回2025/12/19現在の報告によると、7年間の総売上は101,150,795円とのことでした。

ついに一億超えましたね。

昨年の報告では「実質4年で売上6千万円を超えた」とおっしゃっていたので、今年1年間の売上は約4千万円前後でしょうか。

この件については、昨年のブログ「公務員だったNさんの成功」でもご紹介しましたが、今年もとても良い流れになってきていますね。

土地家屋調査士   鈴木 修 ブログ: 公務員だったNさんの成功

Nさんとは報告いただくたびに電話で話すのですが、売上が上がっても初心を忘れず、ブレない姿勢が本当に素晴らしいです。

「早く丁寧に仕事をすること」 

「信頼している会社以外には掛け売りをしない」

こうした基本姿勢を、初年度から一貫して守り続けているようです。
特に、忙しくなっても「早く丁寧に」を貫くのは、簡単なようでとても難しいことです。

今後も、私はNさんを全力で応援していきたいと思っています。

なお、Nさんからの報告には写真も添えられていました。個人情報を私の方で処理したうえで、ブログでもご紹介させていただきます。Nさんからは「先生の教え子に伝えていただいて、皆が頑張れるなら、この資料も使ってください」との許可もいただいています。この姿勢もまた、素晴らしいですね。

私以外の方が発信する具体的な数字には説得力がありますし、Nさんのような先輩の存在は、これからの後輩たちにとって大きな励みになると思います。

Nさん、本当にありがとうございます。