ご案内が遅くなり恐縮ですが、期間は3月1日〜3月25日ですので、まだ1週間の余裕があります。パネル展です。
東日本大震災では法務局も復興のために活躍しているのですが、被災当時、まずは法務局自身も被災者でした。
以下は震災による庁舎等の被害を示しています。
仙台法務局管内の法務局の被害もこのようなものでした。
岩手では宮古支局、大船渡支局、一関支局。
宮城では石巻支局、気仙沼支局。
福島では富岡出張所。
これらの法務局は業務不能ということになりました。
上の写真は気仙沼支局です。
2階までが水没しました。
水没した登記簿です。復元できたものも多数有りますが、これは復元が不可能なものです。
登記所備え付け地図も大きな地殻変動のために、そのまま利用することができなくなり、それらの実態調査をし、地図を修正したり境界復元作業をしました。
この作業は、宮城県の土地家屋調査士がお手伝いをさせていただきました。
建物も甚大な被害がありました。建物が倒壊又は流失したものについては、法務局が職権による滅失登記を行いました。これも宮城県の土地家屋調査士がお手伝いをさせていただきました。
役所に備えられていた戸籍の一部も失われましたが、戸籍副本データが残っていましたので、無事再製できました。
この他にもたくさんのパネルが展示されていますので、仙台法務局のお近くに行くことがあれば、ご覧ください。
仙台法務局
仙台市青葉区春日町7番25号
仙台第3法務総合庁舎