2011年6月27日月曜日

新役員になった人へ

先週のブログは、日調連について少し書きました。
あれは日調連だけでなく、各土地家屋調査士会や各支部でも同じ事だと考えています。
自分たちの未来を創る為に、役員という代表を出すのです。

「ただ役員に成りたい」だけの人や、「あと何年で表彰」なんて言っている人がいたら、全力で外さなければなりません。
その人は自分の為だけに役員の立場を利用している人でしょう。そういう人は、普段どんなに偉そうな事を言っても、いざという時に働きません。
本来は「土地家屋調査士の未来の為に、これをしなければならない。その為には役員という立場でないと難しい。」となるはずです。

では、逆に不本意ながら突然役員にされてしまった人は、どうすれば良いのでしょうか。
実際に「何故、私・・・?」という人が多いのでしょうね。
私のところにも、新たに理事に就任された人たちから、少し相談が来ています。

まず確認したい事は、「役員は「限られた一部の偉い人」が成るものではない。」という事です。
日調連クイズ(宮城会クイズでもよいのですが)に答えられない人が多いとすれば、それが組織の現実です。そうであれば、その人たちが何故興味を持たなかったのかを一番知っている人が、代表となり発言すれば良いのです。

研修会に行かなかったのは、なんか自分が欲しい研修会の内容じゃなかったからでしょう。
ホームページを見なかったのは、全く内容が面白くないからでしょう。
会から来る文書を読まないのは、読んでも分かり難い書き方をしているからでしょう。
懇親会に出席しないのは、役員が固まって偉そうにしていて、話す内容もつまらないからでしょう。
役員になって会議に出たくないのは、答えが決まっているのにダラダラと長いからでしょう。

それらを一番知っているあなたが役員になれば、多くの会員にとって一番良い事なのです。
昨日まで役員をやっていた方は、それに気がついていないのですから。
もし役員が気がついていたら改善しています。少なくても改善途中の努力が見えます。
ですから、そこから変えれば良いのでしょう。

なんたって、研修担当の理事になったら、自分の聞きたい研修を企画できちゃうんですよ。

でも「俺なんか。何もできないし・・・」なんて謙虚なフリはヤメましょうね。
若干の自惚れがあるから資格の世界に来た事ぐらい皆知っていますよ。
できる範囲で頑張ってみて、それでも駄目な時は「選んだ人が悪い」と居直っても良いでしょう。