2010年9月7日火曜日

本日の仙台法務局

9月6日(月)本日の仙台法務局です。

昔々の木造庁舎(2代前)を覚えている者としては、ビックリするような立派な建物になりました。


法務局の前の道路は皆さんご存じのとおり「晩翠通」です。
この「晩翠通」は北は国道48号線(北四番丁)から、南は高等裁判所までの通りです。
「荒城の月」の土井晩翠が晩年を過ごした晩翠草堂にちなんで付けられた道路の名称ですね。

この通りは、江戸時代から昭和57年まで「細横丁」の名で親しまれていました。名前のとおり元々細かった道でした。

第二次対戦の空襲で仙台市中心部が焼け野原になった際に、幅員36メートルという今の幅の道路が完成しました。

「もう細横丁でもないし」という発想で通りの名が変更になったようです。

私は子供の頃から仙台に住んでいるので、未だに「細横丁」の名の方がピンと来ます。

やはり、「細横丁」は細かったんですね。

昔の法務局職員から、役所の窓と「細横丁」を挟んだ向かいの建物の窓との間で蜜柑を投げてやりとりをした覚えがあるとの話をお聞きしたことが有ります。古き良き時代ですね。

また「北四番町」より「北五番町」の「仙台二中」までの間の道幅が、元々の「細横丁」の幅だったんだとも聞いたことがあります。

この仙台法務局の建物で、新たな都市景観と文化の歴史が始まるんですね。