2012年9月19日水曜日

評価は他人がする

先日、ある会の役員が「自分なんか何も分からないのに、こんな役をやっていて良いのか疑問です。」と私におっしゃいました。

ご謙遜もあるでしょう。
でも本人にとっては、本当の気持ちかも知れません。
このような考え方は、多くの方が持っているのでしょうね。

自分の能力は、自分が一番分かっています。
何ができそうで、何ができないのか。
ですから、何を頼まれても、「私で良いのかしら・・」と悩んでしまうのでしょう。
これは役員に限ったことでは無いですね。

でもね、私はこう考えています。
評価は他人がするのです。
何らかの事情や大袈裟に言えば宿命で、今の立場があるとします。
そのときは自分の能力の限り頑張れば良いだけです。

その上で、あなたが他人の期待に応えられないのなら、心配しなくても次回外してくれます。
そのときはあなたを選んだ人の判断が悪いのです。
あなたは精一杯やったのですから、悪くありません。
そう考えなければ、おそらく何もできません。

他人の役に立っている人は、100点満点の能力だから役に立っているのでは無いのです。
他人のために与えられた役割を、精一杯やっているから他人の役に立つのです。

私が会長や講師をやっているのことも、そう思ってやっています。
ある意味居直りです。
その分野で、自分が能力不足であることは、私が分かっています。
でも誤解であっても、お前が必要だと選んでくれた人達がいます。
そうであれば、私の能力の限り全力で役割を務めるだけだと考えています。
それしかできません。

自分の能力は自分しか分からないけれど、それが他人の為になったかは他人の物差しで良いのです。その上で自分が不甲斐ないと思うのなら、もっと他人の為になるために、自分の能力を磨けば良いのです。

皆さん、少し楽になりましょう。