2018年12月17日月曜日

土地家屋調査士の新分野展開について

土地家屋調査士事務所を開業した新人から以下のメールを戴きました。
彼は新分野展開を模索していて、自分の事務所の運営をしっかり考えています。
年明けのガイダンスに来て戴ければ、しっかり彼にヒヤリングした上で丁寧に説明しますが、ここでも同じ疑問を持っている人達のために簡単に考え方を書いておきます。


鈴木先生

はじめてメールを差し上げます、Tと申します。
よろしくお願いいたします。

平成○年に合格しましたが、まったくの未経験者のため、どなたか土地家屋調査士の先生のもとで修行(アルバイト)を積んでから開業をと考えておりましたが、ツテが無いため、登録・入会で支部に属することでツテを作ろうと丁度1年前に、自宅を事務所として登録・入会いたしました。
お陰様で、調査士の先生方の知り合いも出来、無理をお願いしてアルバイトもさせて頂いております。

(中略)

お陰様で、見るもの触れるもの全てが新鮮で有り難い限りですが、状況が分かるにつれ先輩方と同じ土俵では、簡単には勝負が出来ない、つまりメシが食えないだろうと想像しております。

そこでまずは基本業務の習得を進めながら、何か新分野を絡めた展開の糸口も探ろうと、アンテナを張っておりますが、その様な中に鈴木先生の開催して下さる「新人土地家屋調査士のための事務所運営ガイダンス」を知りメールを差し上げた次第です。

どうぞよろしくお願いいたします。





Tさんの状況はとても良く理解できました。
新分野展開は重要な視点だと思います。
Tさんのメールに書かれた「基本業務の習得を進めながら、何か新分野を絡めた展開」という考えは悪くないと思います。
しかし、新分野とは言っても、土地家屋調査士の目指す新分野とは、専門とまったく離れたものでは無いはずです。
土地家屋調査士としてのノウハウがあるからこそ、その新分野でも世間が認め活躍できるのです。
そうでなければ、新分野ではなく転職でしかありません。
そして、土地家屋調査士としての新分野を思いつくためにも、先輩達と同様に、土地家屋調査士の業務をきっちり身に付けていないといけません。

これから開催するガイダンスで、先輩達を超える業務ノウハウを短期間で身に付ける方法を教えましょう。
また新分野展開のヒントを教えましょう。
ガイダンスについては、いつ何所で開催するかは、このブログでお伝えします。
最近、更新が減っているブログですが、たまにご覧ください。