2011年10月9日日曜日

平成23年度第1回全国会長会議

10月6日、7日と東京で、全国会長会議が開催されました。
全国会長会議は、例年10月と1月と、年に2回開催されます。
会長の顔ぶれもかなり変わり、全国50会の会長の中で30会の会長が交代になったようです。

この会は、今まで伝統的に日調連が主催して、日調連の会務報告とそれに対する質問要望で終始していたようです。
その席も、日調連役員全員と50会会長が対面する配列で、いかにも日調連vs会長連合のような様相でした。ある意味日調連総会の予習的な位置づけになっていました。

しかし、本来会長の会議ですから、いわば全国知事会のようなもののはずです。
会長同士の議論を深めることが本来の目的だと思うのです。
最近そのような考え方の会長たちが増えてきまして、前回から少しずつスタイルが変わってきました。

席も会長たちがお互いに対面して議論できるような配列になりました。議題も会長たちが出したものからセレクトして会議が進みました。
これらの変化は、ごく当たり前のことと思います。

会長会議における日調連の役割はまだまだ大きいのですが、この会議の予算が日調連に有ることも考えると、まあ一度に変わるのも難しい部分もあるので、この程度が丁度良い進化でしょう。

もともと決議機関では無いのですが、何かを決めなければならない日調連総会とは違い、各会長の意見を聞く時間はむしろ取れたと思いました。

今回の大きなテーマは2つ。
・土地家屋調査士業務と報酬について
・不動産登記規則第93条調査報告書の改善と活用について

これらは、政策的な問題と、懲戒の問題と、研修の問題とに、論点を分けて議論すべきものと考えておりますが、まだ全国的に整理できていないように思えました。
時代をどう捉えるか、自らをどう捉えるのか、役員もしっかり勉強しないといけません。

その他にも、土地家屋調査士法違反者についての対応も議論しました。
内容は、土地家屋調査士による不適切業務への対応と、非土地家屋調査士による業務への対応を検討しました。

さすがに全国の会長さんたちは論客も多いので、活発な意見が出ました。
内容は誰でも読むことができるこのブログに書き込むことは相応しくないと判断しますので、ここでは控えますが、会員の皆さんには何らかの方法で還元致します。