「じめんのボタンのナゾ いちばんえらいボタンをさがせ」を、
本日(5月20日)に仙台市教育委員会に寄贈してきました。
近いうちに仙台市内の各小中学校の図書館に届くでしょう。
左は、仙台市教育局 学校教育部 教育指導課課長 坂本憲昭 氏、
右は、宮城県土地家屋調査士会 三浦幸治副会長
平成23年度、第29回全国小中学生作品コンクール生活科部門で
最高賞「文部科学大臣奨励賞」受賞した作品です。
当時、富山県富山市立蜷川小学校2年せいの本吉凜菜(もとよし りんな)さんの自由研究です。
読んだことの無い人は是非このリンクを見てください。
「じめんのボタンのナゾ」
改めて読んでもとても素晴らしい研究です。
全国小中学生作品コンクールホームページには以下の解説があります。
通学路で地面にたくさんのボタンがあるのを見つけた凜菜さんが、そのボタンの正体を探りまとめた作品です。
ボタンの目的や誰がどうやってつけたかなどの疑問を解決すべく、ボタンに書いてある「土地家屋調査士会」に行って、 ボタンが土地の境界を示す「金ぞくびょう」などであることを知ります。
さらに、もっと大事なえらいボタンがあることを教えてもらった凜菜さんは、国土地理院まで出かけ、 『街区三角点』などの基準点があることも知り、その街区三角点がなんと凜菜さんの小学校の屋上にあるという嬉しい発見に至ります。
ボタンそのもの以上に「そのち点にふかいいみがあるんだなとわかりました」というしっかりした結論が見事です。
日常のふとした疑問を深く探究する姿勢、そして読み手を引き込む工夫のあるまとめ方が大変素晴らしい作品です。
その後日本土地家屋調査士会連合会でも、この本を題材にした書籍や特別番組を作りました。
書籍 ←日調連がこの研究を題材に新たに解説を加え編纂したもの
特別番組 ←宮城会のホームページの真ん中に動画へのリンクが有ります。
この書籍は、土地家屋調査士会の中部ブロック協議会が、被災地の子どもたちのために役立てて欲しいと贈ってくださったものです。
まだ他にも届けるお約束が有り、一冊も無駄にしないように致します。
本当にありがとうございました。