2019年10月14日月曜日

土地家屋調査士試験に自信の無い受験者に

土地家屋調査士試験筆記試験は今週末の10月20日(日)です。
合格に自信がある人、無い人、受験生それぞれでしょうが、悔いのない試験であることをお祈りいたします。

さて、この時点で自信のある人は、本当に自信があるか、まったく自己分析ができていないかですから、今日のブログでは言及しません。
「そのまま頑張ってください」とだけ申し上げます。

今日のブログでは自信の無い受験者に向けて書きます。
自信の無い人は、様々なタイプに分かれるのでしょう。
今年合格を目指している人だけではなく、複数年計画の1年目かも知れませんね。

土地家屋調査士試験の合格率は、昔は3%前後、最近上がってきたとはいえ6%前後でしょうか。
本人に自信が無いのに、まぐれで受かる試験ではありません。
だから、おそらくこの時点で自信の無い人は合格しないでしょう。

自信のないまま受験すると、あまりモチベーションも上がらず、不合格と本人がわかっているのに翌年の発表までは勉強が手につかず、年内は遊んでしまいます。
そして本人が思っていたとおりなのに、不合格の発表となったらやはり落ち込んでしまいます。
そこから、立ち直って来年の試験に向かうのは、4月頃でしょうか。
それを毎年繰り返している人が多いように見受けられます。
そして負け癖が付いてしまいます。

そういう自信の無い人に、アドバイスがあります。
複数年計画の方については特にですが、今年の合格不合格で一喜一憂するのではなく、科目や書式など、一種目ずつ勝負をかけるのです。

たとえば民法だけなら合格か不合格か、不動産登記法だけなら合格か不合格か、書式だけなら合格か不合格か、などテーマを絞って勝ち負けを確認するのです。

「民法は不合格だったが、不動産登記法は合格している」としても、そこまで落ち込みません。なにしろ不動産登記法では合格しているのですから。
一種目(科目)だけでも良いから勝ったという成功体験が重要です。
その成功体験が、次の年の勝負の自信になります。

そうなれば来年は勉強の比重を変えれば良いだけです。
「法規はほぼできた。書式に時間が足りなかった」とすれば、来年は書式のトレーニングに重点を置くことになります。

とても当たり前のことなのですが、これができない人が多いです。
毎年「勝手に落ち込んで負けのループに入り込んでいる人」がとても多いです。

試験は勝負なのです。
試験は知識の勝負だけでなく、メンタルコントロールの勝負でもあるのです。
以前ブログに書いた「晴れ男と雨男」のように、同じ状況でも考え方だけで次に進めます。

週末の試験では、自信のある人は当然に、自信の無い人も上記のように、全力で勝負をかけて欲しいと思っています。

合格したら、私が「開業ガイダンス」等で相談にのりますから。



「晴れ男と雨男」2016年1月27日水曜日
https://fermatadiary.blogspot.com/2016/01/blog-post_27.html

「7月22日事務所開業・経営ガイダンスin金沢」2017年7月5日水曜日