「サイズカッター定規」(クツワ)と言います。
何が「サイズカッター」なのかと言うと、様々なサイズの目盛りが付いていることと、その大きさで用紙を切りたいとき、カッターで傷が付かないように片方のエッジに細いステンレスのラインが埋め込んでいるのが特徴です。
以下の写真の青い目盛りが見えるでしょうか?
具体的には、左から「写真L版(短)」「名刺(長)」「郵便はがき(短)」「A6(短)」「写真L版(長)」「B6(短)」「郵便はがき(長)」「A6(長)・A5(短)」「B6(長)・B5(短)」の目盛りが見えます。
上辺の通常の1mm目盛りも5mm毎に長さが違っています。
こんな気配りにより、目盛りがとても読みやすくなっています。
カッターで切る用途だけでなく「このサイズはB6判かな?」と思ったときに、この定規を当てて確認することができます。今までは該当するサイズの紙を持ってきて比べていましたから、少なくても私にはこのニーズも有ります。
また、カッターで切る際に定規を痛めないために、今まで定規全部がアルミでできている定規を使っていましたが、それに比べてこの定規は片方のエッジに細いアルミのラインが埋め込んである構造ですから、定規全体は透明で「下の用紙が見える」という利点と「軽い」という利点があります。
その他の特徴としては「裏に滑り止め」が3箇所付き、定規を当てているときに滑って動くことが抑えられます。滑り止めのない定規では、結構カッターで切るときに動くのです。
定規を縦に構えてカッターを使うときのために、「縦書きの目盛り」が印刷されています。
感心したのが左利き用に縦書きの目盛りが逆さにも印刷されてることです。
定規の「片側の端がゼロスタート」で、定規を押し当てたところからの長さを測ることもできます。
定規の「片側に10cm毎に色分けしている目盛り」があります。
以下の写真では見えにくいかもしれませんが、下辺の目盛りが10cm毎に「黒ー白ー黒で色分け」されています。
大づかみの長さを、視覚的に把握することができます。
「定規内に印刷された格子」も直角方向を出すのに便利です。
この定規には一つ一つは地味だけど、クツワの開発の方の隅々まで行き届いた配慮が感じられます。
目盛りの数字を見ても、読みやすいフォントと大きさで考えられています。
私は使う毎に気に入ってきました。
そういえば、2014年1月15日に紹介した「紙がきれいに切れるアルミ定規」もクツワの商品でしたね。
この写真の定規は31cmの製品ですが、その他にも19cm、41cm、51cmの製品があります。
31cmの定規で定価380円(税別)です。
ねっ、文具って小遣い程度で少し幸せになれる道具なんです。