2020年5月19日火曜日

フリクションの完成形 Frixion Point Knock 04

久々の文具ネタです。
私の紹介する文具は、基本的にはビジネスで使える文具です。
もちろん、面白がって買ったものも紹介していますが、基本は新製品のレビューではなく、使って本当に良かったものをアップしています。

実はこのブログの最初の頃は、買ってすぐにアップした文具もありました。
気に入って買ってすぐにブログに紹介したのだけど、その後使い続けるとそれほどでもなかったというペンがありました。
悪いペンではないけれど、紹介するほどのものでもなかったと思いました。
そこで最近は本当にビジネス使用で良かったものを紹介するようにしています。

さて、そこで今日の文具は「フリクション・ポイント・ノック04」です。
昨年末に発売されました。
昨年すぐに買ってから、印象が全く変わらないので、今日はこのペンを紹介したいと思います。




フリクションシリーズは、ご存じのとおり、書いた文字等をこすると摩擦熱で透明になる仕組みのインクを充填したゲルボールペンです。
このシリーズは結局全部買ってきました。
このブログでもほぼ全部紹介してきたと思います。

私のビジネスでは頻繁に変更になる予定を手帳に記載するときや、図面のチェックをするときや、勉強のために書籍に書き込むときなどにフリクションは欠かせませんでした。

もちろん、気に入って使ってきましたが、いまいちインクが薄いとか、速い筆記だと擦れるとかの問題がありました。最近の滑らかなペンを使っているとその差は気になります。
それでも文字が消える機能がありがたいので、そのウィークポイントは見ないことにして使ってきました。

しかし、この「フリクション・ポイント・ノック04」では、そのウィークポイントが驚くように解決しているのです。
0.4mmの極細ペンなのに、インクが濃くてフローが滑らかです。
鮮やかな発色で書き心地が良いのです。
初めて使ったときは本当に驚きました。


写真では分かりにくいかもしれませんが、一番下が「フリクション・ポイント・ノック04」です。その上が私が手帳で使う「フリクション・ボール・スリム038」です。
コントラストの違いが分かるでしょう。
上から2番目は「フリクション・ポイント・ノック10」です。
太さが1.0あるのでインクフローが良く、インクも濃く見えますが、「フリクション・ポイント・ノック04」のインクフローはもっと良いです。

色の種類は8色あります。
B(ブラック)・R(レッド)・L(ブルー)・G(グリーン)・BB(ブルーブラック)・O(オレンジ)・P(ピンク)・LB(ライトブルー)とのこと。

私は写真のとおり、いつもの定番の4色(ブルー・ブラック・レッド・グリーン)を使っています。

ちなみに私の場合、他のボールペンのシリーズのメイン色は黒ですが、フリクションは青のペンがメインになっています。
フリクションの黒色が薄くて、好きではなかったのです。
黒は真っ黒じゃ無いとね。
しかし、この「フリクション・ポイント・ノック04」の黒は本当に黒いのです。
やっと黒を我慢しないで使えるフリクションが出たなと思いました。
フリクションのインクは発売以来、少しずつ改良されていると感じていましたが、今回は本当に良くなりました。

また、細くてもインクフローが良いのはペン先に工夫があります。



一番下の「フリクション・ポイント・ノック04」のペン先が他のペンのペン先と異なっていますね。写真で分かるでしょうか。
「フリクション・ポイント・ノック04」のペン先には、パイロットのきれいなデザインで人気のペンの「ジュース・アップ」と同じシナジーチップが使われています。
これが細くてもフローが良い書き心地を実現しています。

以下の写真がジュース・アップです。
この写真では暗めの色が多いですが、ポップな色も含む全22色の展開で、とてもきれいなペンです。



まあ、文具屋さんに行くことがあったら、騙されたと思って「フリクション・ポイント・ノック04」を買ってみましょう。普段使いの色を1本だけで良いです。
フリクションのイメージが変わりますから。



「おまけ」
これは何でしょう。


冬の暖房器具の近くのケースに収納していてインクが薄くなったフリクションをラップに包んだところです。このまま冷凍庫に入れる前の写真です。
マイナス10度以下に一晩以上置いておくと、色が戻ります。
基本的に家庭用冷凍庫はマイナス18度以下と設定されています。