2019年4月21日日曜日

それもよし

私は父に叱られた記憶がありません。
それで反抗期を経験しないでしまいました。

父は自分の考えを私に押しつけることもしませんでした。
私は、自分の進路や生き方を自由にさせてもらいました。

「それもよし」
父の口癖です。

何でも許容するようなこの言葉は、曖昧さや心の弱さに通じるようで、私が若い頃は好きではありませんでした。
「良いものは良い。悪いものは悪い」それが私の考え方でした。

「それもよし」
この言葉の凄さが最近やっと分かってきた気がします。
分かったとしても、私はあの境地までは行けそうもありません。

本日、父の納骨でした。