また災害対策の話を書きます。
災害対策の話をしていると「私の家は高台で地盤が硬く、大地震が来てもまず大丈夫です」とおっしゃる方がいます。まずは一安心だと思います。
「自宅の近くのハザードマップを見て、避難経路も確認している」とおっしゃる方もいます。普段から防災意識の高い方だと思います。
私がこのブログでいつもお伝えしているとおり、日本列島に住んでいる限り、大地震への備えは絶対に必要であり、最低このようにハザードマップを確認し、何かあった場合に家族がどのように避難するかの確認をすることはとても大事なことです。
ハザードマップや災害対策といった住民向けの資料は、程度の差はありますが、各自治体で備えられているはずです。皆さんも一度は目にしていると思います。
市町村と都道府県では、別に作成していることが多いですので、どちらも確認しておきましょう。
さて、そのようなハザードマップなどを見たことがある方々にも一言だけお伝えしたいと思います。
東日本大震災が起こったのは金曜日の午後2時46分です。
平日の午後に家族全員が自宅にいるという家庭は少ないと思います。
当日、東日本で被災した多くの方は、職場や学校や外出先で大地震を経験しました。
震災は24時間いつどこで経験するかわかりません。
人生でたった一度の東北旅行で被災された方もいらっしゃったでしょうし、それはとても気の毒なことだと思います。
そのような人生一度の旅行先まで毎回チェックすることは、考えすぎると鬱になりますし、日本経済も回らなくなりますので、ここは個人にお任せします。
しかし、せめて家族それぞれのいつもの行動範囲くらいは、ハザードマップなどでチェックしておくことを強くお勧めします。
家族の職場、学校、買い物に行くお店等々、考えられるそれぞれの行動範囲、そこに移動する経路の安全性、これはチェックしておきましょう。「もし、ここで地震が起きたらどうするか」ということを考えながら、いちど頭に入れておきましょう。
ハザードマップなどの内容も更新されます。
毎年一度家族で確認しておきましょう。
また、自治体によってはスマートフォン向けの防災アプリを作成しているところも増えています。これも一度チェックしてみてください。
他の地域対象の防災アプリでも、十分役に立つ内容の優良なアプリも多いです。