昨日(7日)に、今年度最初の表示登記実務研究会が開催されました。(表示登記実務研究会については
10月1日のブログをご覧ください。)
法務局の担当官が替わったので、新しい顔合わせと今年度の大きなテーマを話し合いました。
具体的には次の議題でした。公式に説明できる状態まで詰めたら順次連絡致します。
1、不動産表示登記事務取扱要領の改正について
現在のものは平成19年に改正したもので、昨年から仙台法務局では要領の改正を協議中 です。9月から10月にかけて改正となるそうです。その際にはしっかりと説明会を開催 する予定ですので、詳細が決まったらお知らせします。
2、表示登記実務研究会の分科会開催について
今年度想定されるたくさんの事業について法務局と調査士会が協議するには、表示登記実 務研究会では開催について小回りが利かないので、各数名の分科会を多数開催して対応して戴くことになりました。各々の協議内容が具体的になったらまた公式にお知らせします。
3、筆界特定制度と調査士会ADRとの連携について
どちらも境界についてのトラブルを裁判外で解決する制度ですが、各々の取り扱う境界とその法的性格が異なります。ただこの違いを利用者が分かりにくいことと、実際に受け付 けてからじゃないと、その事件がどちらに該当するか判別できないことが有ることで、利 用者が混乱することがあります。そこで、各々の機関で連携をしてこれらの問題を整理することになりました。具体的には共通の相談票や連絡窓口の設置などを検討することになります。
4、表示登記制度50周年記念行事について
仙台法務局では表示登記制度50周年記念行事を開催する予定で協力要請が来ました。で きることはお手伝いしたいと思います。また土地家屋調査士会でも土地家屋調査士制度制 定60周年事業を考えておりましたが、内容が極めて近いので共催も視野に入れて分科会 で検討することになりました。
5、規則・準則の一部改正に伴う事務処理について(事務連絡済みですね)
(1)7月1日以降、地積測量図等の図面に以下の記載事項が追加になります。
ア)平面直角座標系の番号又は記号の記載
イ)測量の年月日の記載
(2)7月20日以降、地図情報システムにおける地図証明書に地番区域見出図が入ります。
6、オンライン申請とXML方式による地積測量図の提出方について
オンライン申請において、地積測量図等をXML形式で提出することの問題点を法務局に説 明しました。これは変換ソフトの問題が大きいので、再度日調連にお願いをしなければならないと考えております。