2021年12月20日月曜日

今後のガイダンスについて

土地家屋調査士事務所開業・経営ガイダンスを、10月末から続けて福岡、東京、大阪と開催してきました。

事務所の経営については100点満点の正解はありません。ただし不正解はあります。事務所を潰すことです。後輩たちにそれだけはさせたくないのです。

そして、この経営についての正解は、その人の能力、環境、人脈などによってやり方は違って良いと思っています。

だから一方的にブログで説明をしても、読んでいる人に全員にフィットするものでもないはずなので、対面式のガイダンスを続けています。

私のガイダンスでは、基本的にはコネも貯金も無い人を対象として、事務所を開設して経営をやっていくのならどうすれば良いかを伝えています。何も持って無いのだから、それを踏まえた方法を教えて、それを実践するための努力を求めます。だから人によっては合わない人もいるでしょう。

さらに、できるだけ受講者個人の事情をお聞きして、他の人とは違うアドバイスもしてきました。


実際に開催していると、毎回かなりの手応えがあります。

ガイダンスのリピーターも多いです。

今回も東京のガイダンスと大阪のガイダンスのどちらも受講された方が数人いました。

また熱いメッセージをくださる方も毎回多いです。

この手応えがある限り、私のガイダンスをする意味があると思っています。

過去は何年も全部無料でガイダンスをやってきました。会場費や交通費など、毎回私の手出しで10万円程度かかっておりました。開業前の人に負担をさせたくなかったからです。

それでも、毎回新幹線や飛行機で参加される方が多数いて、その後の宿泊も考えたら皆さんもかなりの負担をして参加されていることに気がつきました。

それなら皆さんから若干の参加費をいただいて、私が全国で皆さんの近くに伺って、開催回数も増やすことで、かえって皆さんの負担を少なくできるかも知れないと思いました。

そこで最近数千円の参加費をいただくことにしてみました。平均すると私の手出しの方が多いですが、それでも私の負担が減りましたので、今までよりはガイダンスの回数を増やすことができるようになりました。

今回の3回連続のガイダンスが開催できたのも、参加者に実費負担していただいたことと、大阪では大阪青調会が負担してくださったお陰です。


今後のガイダンスについては、実際に決まっているのは3月の東北ブロック協議会主催のものだけですが、来年も若干実費を負担していただいて全国で多めに開催しようと思っています。

なお「こっちで開催して欲しい」というリクエストや、公共施設などの安い会場をご紹介いただければ、開催を計画します。

また、回数を増やすことができるようになれば、ガイダンスの中身もバリエーションを増やすことができます。現在の総論からもう少し踏み込んだ各論の話ができると思います。

私にはもっともっと教えたいことが山程ありますので。


以下は、大阪のガイダンス後にたくさん届いた礼状の一つです。

現役の土地家屋調査士さんからいただきました。

このような手応えがある限り頑張りたいと思います。


(略)

近畿ブロック新人研修以来の先生のお話を聞かせて頂きありがとうございました。

私は仕事に関する経験量は増えましたが、顧客の幅が新人の頃と同じで受注量が少ない事に

「いつか・・いや来年にでも破綻するかもしれない」と悩んでいました。

 それで、この度のガイダンスに参加させていただきました。

私の仕事受注の少ない事の原因がわかったような気がします。

先生のお話を聞く前まで、営業をあまりしていないせいだと思い込んでいました。

先生のお話を聞いて、「これじゃ、仕事(顧客)の幅が増えない」ことを痛感しました。

 (略)

それと、先生がガイダンスを開かれる心構えも心に刻み込みました。

ありがとうございました。

 次回関西地区でガイダンスを開かれる頃には、その場に成長した私が居るように精進致します。









2021年12月15日水曜日

中古トータルステーション(測量機械)についての具体的な注意点

11月30日の私のブログで「測量機械のリースについての質問」という記事を書きました。

読んだ方には真意が届いているだろうと思いますが、あの記事は測量機械の新品を否定しているのではなく、測量機械は業務を処理する目的のための手段や道具でしかなく、経営視点から考えれば、持っていることを目的にしてはいけないという意味です。

利益は売上から経費を引いたところに出てきます。まずは十分な売上があるのか、それを見ながら経費を使うのです。だから仕事が少なければ、新品をリースにしなくても、中古や都度レンタルでもいいのではないかという提案をしたつもりです。

その記事を書いてから、中古トータルステーションのチェックポイントとして、ライカジオシステムズの大八木正広さんからアドバイスをいただきました。

参考になるので、ここで紹介いたします。


以下、大八木さんからいただいた画像によるアドバイスです。

画像を拡大しながらご覧ください。
































2021年12月4日土曜日

12月11日大阪ガイダンスに参加される方へご連絡

 12月11日に開催される大阪ガイダンスについて、主催者である大阪青調会と名簿の確認をしておりましたが、今回も多数の参加希望をいただいております。

今回は大阪青調会への直接の申し込みと、私宛のメールによる申し込みのどちらも受け付けています。1週間前になりましたので、双方の名簿を確認させていただきました。

本日現在で参加者は40名。

受験生が6名。合格者が6名。土地家屋調査士登録者がなんと28名。

大阪青調会が主催だから登録者が多いのは予想していましたが、確かに現役土地家屋調査士の割合が多いですね。

それでも受験生から合格者、現役の土地家屋調査士まで、このガイダンスはお役に立てると思います。

実は皆さん、キャリアは違っても、悩みや質問は同じ方向です。

土地家屋調査士はどんな資格なのか、将来性はあるのか、土地家屋調査士になったら生活は安定するのか、これらが明確なら受験生もモチベーションが持てて合格するに決まっていますし、合格者は夢に向かって開業するでしょう。現役土地家屋調査士ももっと悩まずに胸張って動いているはずです。

それらを確認したくて私のガイダンスを受講希望してくれたのでしょう。

皆さん、大丈夫です。

土地家屋調査士は、これからも目指すべき資格と考えて良いです。(ただし私の話は聞いてね)

私自身に迷いがあれば、恥ずかしくてこんなガイダンスやセミナーを20年以上もやっていません。私が20年以上もガイダンスをやってきたのは、土地家屋調査士の未来を信じて、私が教える内容も真実であると自信があるからです。

土地家屋調査士に関しては、概念や夢だけでなく、具体的な話ができます。


さて、この12月11日のガイダンスに参加される方々にご連絡いたします。

今回は参加申し込みに、質問を書いていない方が多いようです。

無理に質問を書く必要はないですが、もし具体的な質問があるのならご遠慮なく私宛にメールをください。少しでもお役に立ちたいのです。

鈴木修 メールアドレス mucha@rr.iij4u.or.jp

今回は大阪青調会のお陰で時間にゆとりがあるので、すべての質問に丁寧に答えることができそうです。