2021年3月31日水曜日

私の開業ガイダンスは集合形式でやりたいと思う

 私の土地家屋調査士事務所開業ガイダンスは、単に理論を伝える研修会ではありません。参加した方の人生を左右する考え方をお伝えする場です。だから、いつも真剣勝負です。

どこかの開業ガイダンスでは「開業すればなんとかなるから、まずは登録しましょう」と促すと聞いたことがあります。私はとてもそんな安易なことは言えません。

いつも、参加者の目や表情を見ながら、この質問の本音はどこにあるのか、背景も理解しながら、私の人生も賭けて回答しなければならないと思っています。

だからこそ集合形式にこだわっています。この時勢ですからオンラインのガイダンスも準備していますが、それでもメインは直接お会いして考えるヒントをお渡しできる集合形式にしたいと思っています。

また集合方式だと、参加者同士の繋がりもできて、お互いのその後の勉強や活動に役に立っているようです。


今年ワクチンが行き渡るころに情勢の好転があることを期待しています。

どちらにしても今年は集合形式のガイダンスを開催します。場所と会場とやり方を工夫すればどこかではやれると思っています。実は具体的なガイダンスの日付と場所をピックアップし始めています。近日このブログでお知らせ致します。

もちろんいつも言ってますが、開業等について開催日まで待っていられない問題を抱えている方は、私のメールアドレス(mucha@rr.iij4u.or.jp)まで直接連絡ください。


さて、先日以下のメールをいただきました。

私の開業ガイダンスを受講されたKさんです。試験合格されたこと、そして土地家屋調査士に向けて歩き出したこと、私の開業ガイダンスがお役に立てた実感があり、とても嬉しいです。

Kさんの土地家屋調査士人生について、今後もバックアップしていきたいと思っています。


以下Kさんからのメール-----

大変ご無沙汰しております。

前回の東京での開業ガイダンスの際に、受験生ながら参加をさせて頂き、一番前の席で沢山お話を振って頂きました、Kと申します。

無事、令和2年度の調査士試験に合格することができました。

受験勉強中に、ガイダンスでお伺いした鈴木様の調査士への熱い思いや、仕事の魅力を思い出しながら勉強を続けることができました。

また、ガイダンスに参加した際にご挨拶させて頂いた先生の元で1月より働かせて頂いております。

やっと調査士人生のスタートに立つことができました。

引き続き楽しみながら、勉強を続けていきます。

試験勉強中も高いモチベーションを保てたこと、現在所属する事務所に入れたことも鈴木先生がガイダンスという素晴らしい機会を作ってくださったからです。

心より感謝を申し上げます。

コロナウイルスの猛威が落ち着き、次回のガイダンスが開催された際には直接お礼をお伝えさせていただければと考えております。

大変お忙しいとは存じますが、どうかご自愛のほどお祈り致します。











2021年3月8日月曜日

ガイダンスはいずれ開催しますが、勉強だけは続けてください

今年度の土地家屋調査士試験合格者について、なかなか事務所開業ガイダンスをする機会をつくることができないでいます。

もちろんオンラインで講義することも考えるべき環境ですので、それも準備しています。

しかし、私のガイダンスを受講された方は理解できると思うのですが、集合形式で受講されたとしても、私は全受講者に対してほぼマンツーマンでお話をして、各々の疑問を晴らそうとしています。

皆さんの表情を見ながら、できるだけフィットする言葉を選んでお話ししています。だからどうしても、実際に会ってお話をしたいのです。

新型コロナウィルスに対する緊急事態宣言の期間が延長になりました。

またガイダンスの日程は先になりそうです。もちろん緊急の個別の相談は受けます。

ただし解除は目の前だと思いますので、解除になれば、しっかりとウィルス対策をしながらガイダンスを開催したいと思います。 


さて、今年の合格者にこれだけは言っておきます。

すぐに開業するかしないかに関わらず、勉強だけは続けてください。

あんな一発勝負の試験の知識だけでは、専門家の世界では生きていけません。

ましてや試験にピークを合わせるやり方なら、そろそろ内容も忘れはじめているでしょう。

新人は最新の合格者だから、一番ものが分かっていると勘違いしている方がいます。

最新の合格者といっても昨年の10月が筆記試験でしたね。それ以後の新しい法律や判例をどれだけ学んでいますか。

合格の美酒に溺れて、勉強を止めていませんか。もうすでに劣化が始まっていませんか。

専門家と言われる立場で長年事務所をやっている人達は勉強を続けています。当然に試験範囲とは比べようもないくらい広い範囲の最新の知識を有しています。

合格時の知識だけで何十年もやっていこうとする人達は淘汰されています。

ですから、開業するにしても、どこかで修行するにしても、勉強だけは続けてください。

それが開業後の一番の営業になるのですから。