2018年7月30日月曜日

「やめた」と言わない限りドロップアウトではない

日本人はまじめすぎると思います。
何かを始めると、全てを我慢してそれに集中しなければならないと感じる性向があります。

普通の社会人なら、仕事や家庭や毎日やるべきことが多いので、何か一つだけに集中することはとても難しいはずです。
それなのに、勉強でもトレーニングでも毎日実行する計画を立てて、それが計画どおりできないとドロップアウトした気になるようです。
たまたま他のやるべきことがあったから数日空いただけなのに、もう罪悪感を持ってしまいます。
あらゆることについて、それをやめたかどうかは、本人の気持ちだけなのです。
毎日できなくても、数年空いても、本人に続けている気持ちがあるのなら、それはやめたことになりません。

気持ち次第で人生楽しくなるのに、自分で人生をつまらなくしているように見えます。
仕事以外はすべてアマチュアなのだから「もっと楽になれば良いのに」と思います。
本人が「やめた」と言わない限りドロップアウトではないのですから。

私は多趣味と言われています。
「そんなに忙しいのによくやっていますね」って言われることがあります。
当然に、すべてのことを毎日やれるわけはありません。
「やめた」とは言ってないだけです。
1日空いても、数年空いても、いつでも再開できるつもりになっているだけです。

結局何を言いたいかって?
久しぶりにスポーツクラブに再入会したことの言い訳ですよ。





2018年7月23日月曜日

どんな事務所に入っても意識がなければ実力が付かない

今日私の事務所に新人X氏が業務の相談に来ました。
自分で測量して自分でCADを使って作成した図面を持ってきました。
何の相談かというと「測量してみて境界に疑問が出た」ということでした。
話を聞くと、書証つまり各種資料の解析ができていないようでした。
X氏は宮城でもしっかりした仕事をする事務所に勤めた経験の有る補助者でした。
その事務所の先生は教え方も悪くないはずです。
ところが、彼の質問は、私にとって「そのキャリアでこの疑問はないだろう」と思う内容でした。正直驚きました。

私はこれまで「補助者になるなら、まず事務所を選べ」と言ってきましたが、「事務所を選んでも、学ぶ意識の無い人は実力が付かない」という当たり前のことが、今日本当に分かりました。

結局、実力があり、教える能力のある先生であっても、質問もされなければいちいち教えないのです。
補助者は給料をもらって、土地家屋調査士のアシスタントをする仕事です。土地家屋調査士には給料を払う義務はあっても、教える義務はありません。
私のように道楽で他人に教えたい人間は少数派なのでしょう。
だから、将来独立開業を目指す補助者は、先生を見ながら自分の不足している分野を分析し、勤務時間外で勉強して疑問点を見つけ、質問しなければなりません。
X氏の勤めていたその事務所では、資料の解析はその先生がやるので補助者のX氏は意識しなくても良かったのでしょう。おそらくX氏は測量やCADだけを担当してきたのでしょう。
しかし、彼に独立開業する望みがあったのなら、何故それで満足してきたのか、私にはまったく理解できません。

補助者は将来土地家屋調査士として独立するためのステップのはずです。
よほどその土地家屋調査士個人が好きで、その先生の元で働きたいということでなければ、土地家屋調査士事務所の補助者を一生の職場としてはお勧めしません。
なにしろその先生は補助者より年上で先に引退するはずですから。
給料をもらい始めると勘違いするのでしょうか。

また「もう独立すべきだと思うキャリアの補助者なのに、いつまでも独立しない」ということもよく聞きます。本人に尋ねると「実力不足で自信が無い」とのことです。では、あと何年勤めたら自信が付くのでしょうか。

補助者は、何年で何を学んで、何年で独立するのか、計画を立てる必要があります。
どうすればその年数で実力を付けられるのか、真剣に考えなければなりません。
その計画も立てられないのならば、資格試験に合格してもお客様の役には立たないでしょう。

何故自分の未来に真剣になれないのでしょうか。残念です。





2018年7月9日月曜日

KaTaSu ドキュメントバッグ KOKUYO

しばらくブログを更新していませんでした。
身体を壊しているわけでもありません。
ブログに飽きたからでもありません。
ただただ忙しかったのです。
久しぶりに文具のネタを書きます。


さて、いくらペーパーレスの時代とは言っても、お客様の持ち込む様々な資料は、ほぼ紙ベースです。
それらは最終的には電子データとして整理するにしても、業務が落ちつくまでの紙資料をどのように整理しながら活用するかが業務処理における一つのテーマでしょう。

最初は、折れないように汚さないようにと、クリアホルダーに投げ込みます。
ある程度まとまるならクリアファイルでしょうか。
穴を空けて良ければフラットファイルに保管します。

最初の業務段階としては、やはり複数のクリアホルダーに分かれます。
これらの資料を入れたクリアホルダーをバラバラとバッグに入れて歩いていたのですが、最近この文具を使い始めています。




KOKUYOのKaTaSuシリーズのドキュメントバッグです。
ポリエステル製でA4判クリアホルダーが入るサイズです。
結構入るので、クリアホルダーだけでなく、フラットファイルなども一緒に入れています。



資料等を入れたドキュメントバッグをバッグに入れて持ち歩いています。



外ポケットが両サイドにあります。

内ポケットもあります。
種類の違う書類やノートや文具の整理に便利です。



この文具の一番の売りは「ファスナーを開けて上部をくるりとめくると書類バッグが立つ!」というところです。
ファイルやホルダーをまとめて持ち運び、机上では立てて使用するのです。


ダブルファスナーで、2種類の開き方ができます。
これは大きく開いたところです。


ドキュメントバッグの上部をめくって開いたところです。


さて、この開いたところはどこかで見たデザインですね。
皆さん、気が付きましたよね。

同じKOKUYOのペンケース「ネオクリッツフラット」と同じですね。



ネオクリッツフラットを閉じているところ。


ネオクリッツフラットを開いたところ。


話しを戻してこのドキュメントバッグの話しですが、私は、このドキュメントバッグに今日優先の資料を入れて、外で打合せをし、事務所に戻るとそのまま机に立てて処理します。
バッグの中の他の資料と明確に区分けできるので、今日の優先業務に集中できます。

このブログで紹介している文具は、すべて私が使っているものです。
実際に使っていなければ紹介していません。
ですから、紹介している文具はすべて私の使い方によって判断しています。
私はこのドキュメントバッグをこのような使い方をしていますが、今のところとても気に入っています。